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有意義な時間

2019年03月16日
昨日は20代の頃にお世話になった方と会食。
5年前にちらっとお顔を拝見しただけで、
実は20年以上、しっかりお話させて頂くこともありませんでした。

その方は20数年、きっと充実した時間を送られていたのでしょう。
とても良いお年の召し方をされていて、
風格のある素敵な紳士になっていらっしゃって、感動しました・・・。

いかに過ごしてきたか、その方の姿を見ていればわかります。
もちろん、大変なことも沢山あったと思います。
でもそれを糧に前進してきた人というのは、内面からそれがにじみ出てくるものです。
人によって現れ方は様々ですが、
いい時間を過ごしてきた方は、そして今が充実している方は、
迫力や風格、小さな一つ一つの行動、
なんともいえないあたたかさや、包み込むような雰囲気、
そういったものを感じさせてくれるものです。

自分はどうだろうか。
自問自答しながら、そしてさらに前向きに生きる決意を固める。
(実はまた、新しいことにチャレンジすることを考え始めていた私ですが、
ますますエンジンがかかってきましたよ!!)

こうした人とのふれあいの中で、いつも私は有意義な時間を頂いています。
恩師や友人に感謝、感謝。


~2008.1.20~ 気づいてほしい・・・は甘えです。

今日は、コーチングのコーチの方とお話をしたのですが、
こんな話になりました。

「デリカシーのない人」

こんな人って、
気づくと自分のまわりにも沢山いますよね。

大変なのに、場面も気にせずアレコレ頼んできたり、
その人の常識を無理に押しつけたり、
こっちは次の予定があるのに人の予定は無視、
体調が悪いのに一言も気遣ってもらえないなど。

実は転職理由の中でも、そういった理由の方が多いんです。
上司がそういう人だというのが圧倒的。

でもそこには、
相手が何故気づかないか、という発想がない。
気づいてもらえるのが当たり前、という感覚に陥りがちなのですが、
これは決めつけで、
自分の価値観を相手に押し付けている事にはなりませんか?

人それぞれ気づく部分が違ったり、
個性が影響したり、
逆に自分も人の事に気づいていないことがあったりするのが現実だったりします。

人のフリ見て我がフリ直せ。

まずは自分自身を戒めるところから始めなければなりません。
「気づいてほしい」
が先にたっているうちは、
甘えがまだまだ自分の中にあるのかもしれません。

~2007.11.14~ ゆっくりいこう

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時には、集中できないことがある。
時には、思ったようにいかない事がある。

疲れてしまって、何もしたくない日や、
凹んでしまったり、
しらけてしまうことだって、
人であるかぎり、絶対にあります。

だから、あせらないで
じっくりいきましょう。

着実に、誠実に、忍耐強く、
一歩一歩、ゆっくり進むときがあってもいい・・・。

辛抱の時は必ず花ひらくものだから。

~2007.10.10~ 私も転職組。

プロフィールにも書きましたが、私は転職組です。

30歳で人材紹介に入ったのですが、
その前、20代後半で入社した会社は、同じ人材でも「人材派遣会社」でした。

今日は、その時代から、人材紹介へ転職に至るまでの御話しを致しましょう。

それまでの私の経験は、アパレル関係の仕事。
ついては、アパレルに強い人材ビジネスもいいな・・・と感じ、
アパレル専門のとある派遣会社に入社しました。

希望した職種は、派遣コーディネイター。

しかし、採用された際、
「まずは派遣される人の身になって物事が考えられるように、
入社から3ヶ月は派遣の現場で頑張ってほしい。」
と言われたのでした。
もちろん、おっしゃりたい事はよくわかりますので、私もそこは素直に了解し、
デパートのブランドショップに出向しました。
同ブランドの正社員の方と全く変わらないバリバリの売上を立てて、
実績から、ブランドの店長さんからも相談を受けたりしていました。

しかし、3ヶ月が過ぎようと、半年が過ぎようと、
会社は全く私を、本社勤務にする気がない様子。

1年後、私は直接、会社の専務に相談しました。

「いつになったら本社で、コーディネイターとして働けるのか。」

ところが、返ってきた答えは、
「まあ、いいじゃないか。別に本社の仕事でなくても。」

!!!

非常にがっかりしました。
それで、転職しようと考えたのです。
しかし、無責任に終わらせるのはどうかと、2年頑張りました。
(こんな思いをしていらっしゃる方も、たくさんいらっしゃるのでしょうね。
よく、入社前と後と話が違う、というのは聞きます・・・。)
採用されて、丁度2年が経過し、転職先も決まり、退職の旨を届け出ました。

すると・・・。

今度は、思いもしない程の引きとめが始まったのです。

最初にコーディネイターの人、次に専務、最後に社長。
専務には、喫茶店でコーヒーを飲みながら、「聞かなかった事にする。」と言われ、
社長からは、「やりたい仕事があるなら、システムの経験もあるようだし、
すぐにでも本社でポストを用意する。」
と言われたのでした。

しかし、本音はこの社長の言葉が、私の転職への決定打でした。

「すぐにでも」

そう、すぐにでも用意ができるであろうポストがあったのに、
それまで真剣に考えてもらえていなかった現実。
企業には、それぞれ事情があるとは思いますが、私は、この言葉で転職を決めたのです。

普通は引き止められると、嬉しいのかもしれません。
でも、アマノジャクな私は引き止められた事で、より不信感を抱いたのです。

そして、間もなく人材紹介デビューを果たし、今に至ります。
私のちょっとした転職エピソードです。。。

~2007.11.7~ 学習能力を考える

今日は学習能力について考えてみます。

仕事をしていく上で必要な学習能力ですが、
これってとても個人差がありますよね・・・。

一度経験すると、二度と同じ失敗を繰り返さない人、
何度か経験して、だんだんわかってくる人、
百回言っても直らない人etc。

色々います。

では、その違いってなんなのでしょうか。

考えた結果、私の結論は
「学習能力=思いやり能力」
ではないか、というところに行き着きました。

つまり、同じ過ちを繰り返して、周りに迷惑をかけたくない、
せっかく教えてもらった人の期待に応えたい、
と思えば、自然と責任のある言動ができるようになるのでは?

自分が過去に出会った人達の中でも、
「自分がよければいい」という人は
確かに学習していないタイプが多いのも現実。
人に対しての思いやりが学習能力を高めるのではないか、
と最近感じるようになったのです。

自分も同じ事を繰り返していないか、
まずは周りの人達に対して、思いやりの言動を。。。

お互いが相手を思いやり、
当たり前を当たり前と決め付けず、
一つ一つのアクションを丁寧に謙虚に実行していけば、
コミュニケーションレベルも高くなり、
いい事づくめです!

よし、今日から実行。(・∀・)

~2007.8.29~ キャリアカウンセリングは、いりません。

「あなたにはキャリアカウンセリングは必要ありませんよ。」
という場合の御話しを致しましょう。

私が求職者の方にお会いすると、どなたにでもカウンセリングをするかといえば、
答えはNO!

必要ない方には、必要ない事を伝えるようにしています。

例えば、ベテラン採用案件を探していらっしゃる方には、スキルの確認はするとしても、
これからのキャリア形成のために、あーしましょう、こーしましょう、などといった
おこがましい事は申し上げません。

ベテラン40代ともなれば、ご自身がどうしていくつもりなのか、
まず大抵の方は既に定まっています。

まれに、困惑されている場合はもちろんご相談にものりますが、
必要なのは、最も活躍できて、最も長く働ける、
自分に合った環境の案件がいかに出てくるかだと思います。

もしくは、若い方でも、
しっかりとキャリアを描いていて、既に自分のとるべき行動がしっかりと把握できている方に、
わざわざカウンセリングをする必要もないでしょう。

ストライクゾーンが広がる為の相談は必要ですが、
カウンセリングが必要ない、こんな場合もあるんです。

~2007.8.18~ ひとりよがりの職種選び、実は紹介会社にも問題あり

どうしても ○○○○ になりたい!

こんな強いお気持ちでエントリーを頂いた方には、是非お会いしてみたいと思いますよね。
でも、御話ししてみて ??? みたいな事、あるんです。

なぜその職種になりたいと思ったのかが全くわからないといったケース。
ちょっと例をあげながら、考えてみましょう。

通常のパターン
★例えば、エンジニアだったけど、営業になりたい。
Aさんの場合。

社会人になって3年。
まわりはみんな、営業には向かないと思っていたのに、本人はとても営業をやりたがる。
実はそれは新卒時代からずっと・・・。適性を受けてみると営業が向いている、と出た。

若いうちに軌道修正しようと、転職を決意。

これは、科学的な根拠や年齢から、ナットクの転職理由です。

★アパレルから、ITへ。
Bさんの場合。

20代後半のアパレル販売員の方。
どうしてもグラフィックデザイナーになりたい・・・とおっしゃってご来社。

独自でそういった学校に行き、資格を取得されたばかりでした。

昔から、デザインや絵が好きで、これを仕事にしたかった。
アパレル業界にいたのも、そういったクリエイティブな業界にいたかったから。
そして、年齢的にスキルチェンジのチャンスが今しかないから、という事で、
思い切った。

これらはとても納得のいく、職種選びです。

もしくは、こんな場合も・・・。
★経理の仕事をするうちに、自然と次の仕事のイメージが見えてきたC氏。

経理の仕事をするうちに、スキルアップが気になり、会計事務所へ転職。

クライアントの会計を担当しているうちに、
アドバイザリー的な役割を果たすようになり、
気付いたら、経営コンサルタントの道が開けていた。

この職種選びも納得がいけます。
しかし、こういった場合はどうでしょうか。

★システム会社のPMから、
Webデザイナーを目指しはじめたD氏

中堅システム開発の会社でプロジェクトマネージャーとして
年収500万円を得ていたD氏は、スキルチェンジを図りたい35歳。

プロジェクトマネージャーは大変な仕事だし、何とか違う職種へのチェンジをしたいと考えた。

これからは、Webの時代、と、独学でWebデザインを勉強し、
HTMLが手書きで描けるまでになりました。

そこで、スキルチェンジを図る為、Webデザイナーへチャレンジ。
しかし、なかなか事は順調に運びません。
未経験職種に30代でのチャレンジはやはり厳しいものです。

さらに、年収も即戦力として、そこそこもらっているわけなので、
未経験職種となると、新卒と変わらない程度しかもらえない場合もある。
それでも覚悟して、そこに邁進できれば構いませんが・・・。

まず大抵の方はそこまでの覚悟はありません。
そして、曖昧に活動して、気付くと、活動が長期化している。

疑問を感じる場合の大抵は、
これからの時代は、とか、ピンと来た、という事だけで、
その職が天職と思い込んでしまうのです。
今まで経験したスキルをいとも簡単に捨て去ってしまって・・・。

でも、積んできたスキルは簡単に捨てても、年収やポジション、地位は捨てられません。

これでは、良い話になる事は、まずあり得ません。

私はこういった方には、スキルチェンジで負う可能性のあるリスクについて、
覚悟をしているのかどうか確認させて頂きます。
そして、できれば今のスキルを活かしながらの方法がないのかを
一度御提案させていただく事にしています。

でも、なぜこんな無謀な答えを最初から用意して、求職者の方は来社されるのでしょうか。

求職者の皆さんに言わせると、
エージェントに行くと、
「だって、何をやりたいか聞かれるから。」
というのが本音です。

決まっていないといえば、
「じゃ、決まったらその時改めてきてください。」
しか、言われないのだそうです。

そうなったら、
「○○がやりたい。」
と言わざるを得ないんですよね。。。
自分で、職種を決め付けるしかないんです。

求職者の方にこういった回答を出させてしまうカウンセラーの質には、
はっきり言って問題ありです。

キャリアアドバイザーは、
「何をやりたいか」
だけではなく、
「何をやると、今後ステップアップが図れるか。」
「どういった会社に行けば、将来的に、希望の仕事や環境に近づくことができるか。」
「どうすれば、この方が高く評価されるのか。」
といった視点からも、アドバイスをするべきです。
実現可能でない、という場合だってあるのです。

なぜこの職種なのか、リスクを負う覚悟ができているのかで、
紹介させていただく案件が変わってくるという事をしっかり認識して頂きたいものです。

アドバイザーの質の向上が、ひとりよがりの職種選びを正しい職種選びへと
導く事ができる重要な意味を持っていると考えます。

もちろん、ご縁もありますし、
ベテラン採用の場合は、ちょっと別ですけれど・・・。

~2007.5.31~ あなたが仕事をする意味は?

先日、コーチングの講師をやっている方から、
「あなたはナゼ働くのですか?目的は何ですか?」
と聞かれました。

うーーーん。

昔は、自己実現の為と言っていました。

今も大きくそれは変わっていないのですが、
それに加えて最近は、もう少しシンプルな考えもまた、生まれてきました。

働くのは、そこにやりたい仕事があるから。
その仕事を誇りに思える自分がいるから。

でも、時々違う目的を考える事がある。

ライバルに勝ちたい、
もっと豊かな暮らしをしたい、
家族を幸せにしたい、
若いうちに頑張って、歳をとったら海外に移住したい、
などなど、色んな事を考えるものだ。

でも、どの目的もそれぞれ、良いことなのです。

その目的により、人は成長をします。

ただ勝ちたい、という思いから、
今まで一生懸命仕事をしなかった人が、人が変わったように仕事をするようになれば、
それは凄い成長だと思います。

あなたの働く目的は何でしょうか。

転職と向き合うとき、
この質問を一度自分自身にしてみてください。

2019年 はじまる!!

2019年01月03日
あけましておめでとうございます。

年末年始、皆さんはどんな風に過ごされたのでしょうか。
我が家は正直、ここ数年、「親孝行の為のお正月」という感じです。

家族団らんで美味しいものでも食べて、可能ならばどこかへ出かけて。

しかし、できれば少しでいいので、
自分で静かに物事を考えたりできる時間が欲しいですね。
特に年始に目標を決めて、一年間の計画を立てておいた方が、後々動きやすいものです。

今年はどんな年にしたいですか。

「〇〇〇〇の年」

というテーマを考えてみてください。

こんなことをしたいから「〇〇〇〇な年」・・・という感じでもいいと思います。
目標があるのと無いのでは、一年間の過ごし方が全く違いますよ。

私は「様々なことを追求して、自分の力にする年」にしたいと考えています。

2019年、皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
今年もどうかよろしくお願い致します。

2018年が間もなく終わり終わります。
まずは皆様に、今年一年お世話になりましたお礼を申し上げます。
ありがとうございました。


さて、今年はどんな一年でしたか?

良かった人、悪かった人もいれば、
「え? だってまだ1日あるじゃん。」と、走ることを止めない人もきっといて・・・。
どんな人もいると思います。
本当にお疲れさまでした。

さて、私も少し振り返ってみました。
飛騨高山で過ごすようになり4年半が過ぎました。

一昨年までの事を考えると、

東京から田舎暮らしへの引っ越し(仮住まいと、最終的な本宅と2回)に始まり、
妹の結婚式、
義理の母の介護、
主人の事故と大やけど、
実家の稼業と家事手伝いや姪っ子のベビーシッター、、
HIDA TAKAYAMAキャリアデザインLabo.の運営、
スタジオ開業、
母の手術、
妹の靭帯損傷のケガ、
義理の姉の看取り・・・

等々、色んな出来事がありました。
こなすのは大変でしたが、なんとか一つ一つをクリアしていきました。

普通はこういったことが沢山あると、あっという間に時間が過ぎると思うのですが、
これらの事柄によって、私は結構なストレスを感じていたようで、正直、
「ああ、今年は大変だった。やっと終わった。長かったな。」
と、感じていました。

昨年はペースがつかめてきたのか、少しだけ時間が経つのが早くなってはきましたが、
自分に何が足りないのか、考える1年でした。

そして、今年の春、私のこの悩みを覆す大切な助言を得ます。
それは、かれこれ付き合い40年となる大切な友人と夕食を取っている時のこと。
友人からこんなことを言われたのです。

「それでいいの?」

体に電気が走りました。
彼女は私自身よりも私のことを知ってくれている唯一無二の人。
その彼女が全てお見通しとばかり、私に恐ろしい言葉を投げかける。

決してなまけたりしているわけではないので、彼女のこの言葉は、

「あなたらしくない」

と言われているのだとすぐにわかりました。

そして、知人の話など、参考になるようなことを
さりげなーく、私にぶっこんでくる。笑

私の腹が決まりました。
どうしようか迷っていたこともありましたが、ここでエンジンに火が着いたのです。
そして、色々な目標を立てた中でも、大きく五つの事をはじめたのです。

一つ目は、この~HIDA TAKAYAMAキャリアデザインLabo.~をより充実させること。
キャリア・転職などに携わる方々の為によりお力になれたら、と活動を強化。
おかげ様で、カウンセリングやホームページの閲覧も増えました。

二つ目は、このラボにおいて常に触れているメンタルヘルスの充実。
その一環として、癒しのブログを発信することを考えました。

三つ目は、その癒しのブログは、スタジオ開業したこともあり、技術を磨く為に、
「自ら撮影し、自ら編集し、自ら発信する写真ブログ。テーマは癒し・・・」
と決め、寝る時間を惜しんででも、これを続けることにしました。
頂くコメント欄に「癒された」という言葉を頂けることが、
私の中で方向性がずれてきていないかの確認にもなりました。

四つ目は、これらの事を行う為に、自分が常にアンテナを張り続けること。
これは、技術や知識を高めることも大切ですが、
世の中の流れや流行を取り入れ、自分が好きなものの中に身を置くことで感性を研ぎ澄ます。
そういえば、大好きだった音楽も全然遠ざかってしまっていました。
一時は、自分といえば周囲は音楽と切り離して考える人などいなかったはずなのに・・・
ということで、沢山の音楽を聴きました。
家業はアパレル系ですし、ファッションも追及しました。

五つ目は、スポーツ。
11月からは少し酷い風邪をひいてしまったので、少しお休みがちになりましたが、
ジムに通い、冬はスキーも。
内臓脂肪レベルは人に誇れるほどになりました!!!

気付けば、この1年は「早かった。」のでした。

私の代名詞である3つの顔をしっかり強化する為の1年。
出来たことも、出来なかったこともありますが、
来年はそれぞれをもっと進化させたいと考えるようになりました。

カウンセラー
スタジオ運営
ブライダルコンサルタント


この3つの顔が来年はどう変貌するのか???

私自身でもわからないことですが、2019年が楽しみになってきています。

来年も頑張ります。
どうかよろしくお願い致します。

そして、皆さんの2019年が最高の1年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

どうぞ良いお年をお迎えください。

~2007.5.1~ 〇〇なイメージの会社ランキング

先日、あるメルマガで、
「○○なイメージの会社ランキング」
というものが届きました。

たとえば、
福利厚生のよさそうなイメージの会社、
従業員を大切にしそうなイメージの会社等々。

イメージと実際の評価は違う。
イメージだけを大々的にうたうのはどうか・・・。
実質を見ているだけに疑問に感じた内容でした。

しかし、世の中はやはりブランドに弱い。
良いイメージの会社には、有名どころがズラーリ並んでいました。

まあ、実情はともかく、
インフラが整っているという意味では、確かにネームバリューのある会社は魅力です。

しかし、そんな会社に入社できる方は、世の中のほんのヒトツマミの人だけ。。。
(少なくとも、私は絶対対象外、、、苦笑)

「こんな会社で働いてみたい。」
そんな憧れが、このようなランキング結果を生むのかもしれませんね。

~2007.4.29~ 鏡の法則 4

息子「ねえ、お母さん聞いてよ!」

A子「どうしたの?何かいいことあったの?」

息子「C君知ってるでしょ。実は昨日、C君に公園でボールぶつけられたんだ。」

A子「あっ、あー、そうなの。C君って、あなたを一番いじめる子だよね。」

息子「さっき公園から帰ろうとしたらC君が公園に来てさー。
で、『いつもいじめててごめんな』って言ってくれたんだ。」

A子は「そうだったの!」
と言いながら、まるで奇跡でも体験しているような気持ちになった。
そして、心から感謝の気持ちが湧いてきたのだった。

A子は、夕食の準備をするより息子と話そうと思い、出前を取った。
出前が届くまでの間、A子は息子に次のようなことを伝えた。
「今まで、あなたのことに口出しをし過ぎてごめんね。
これからは、なるべく口やかましくしないように気をつけるからね。
そして、お母さんの助けが必要な時は、いつでも遠慮なく相談してね。
あなたのことを信頼してるからね。」
息子は本当に嬉しそうな顔をして、
「わかった、ありがとう」と答えた。
やはり息子は、母親に信頼してもらいたかったのだ。
「今日は、なんか変だなー。いいことが続くなー。」
と息子が続けた。
A子も幸せな気持ちになった。

間もなく出前が届いた。

A子「お母さんは、
お父さんが帰ってくるのを待つから、先に食べてね。」

息子「えっ?どうしたの?いつもは先に食べるのに。」

A子「今日は、お父さんといっしょに食べたい気分なのよ。
お父さん、お仕事頑張ってくれて、疲れて帰ってくるからね。
一人で冷めた親子丼たべるの、寂しいでしょ。」

息子「じゃー、僕もお父さんといっしょに食べる!三人で食べる方が楽しいでしょ。」

A子「ほんとうにあなたは優しい子ね。お父さんに似たのね。」

息子「なんか変だなー。いつもお父さんのことを、『デリカシーがない』とか言ってるのに。」

A子「そうよね。お母さんが間違ってたのよ。
お父さんは、優しくて男らしくてたくましくて、・・・男の中の男よ。」

息子「勉強しないと、お父さんのような仕事くらいしかできなくなっちゃうんでしょ?」

A子「ごめんね、それもお母さんが間違ってたのよ。
お父さんの仕事は立派な仕事。世の中の役に立ってるのよ。
それに、お父さんが働いてくれてるおかげで、こうやってご飯食べたりできるんだからね。
お父さんの仕事に感謝しようね。」

息子「お母さん、本当にそう思う?」

A子「うん、思うよ。」

A子がそう言った時の息子の笑顔は、その日で一番嬉しそうな笑顔だった。
子どもは本来、親を尊敬し、親をモデルして成長する。
A子の言葉は、息子に対して、
「お父さんを尊敬してもいいよ」という許可を与えたことになる。
息子はそのことが何よりも嬉しかったのだ。
しばらくして夫が帰って来て、三人で冷めた親子丼を食べた。
自分の帰りを待っていてくれたことが嬉しかったのか、夫も上機嫌だった。
冷めた親子丼を「うまい、うまい」と言いながら食べていた。

夫が風呂に入っている間に、息子が眠りについた。
A子は息子の寝顔を見ながら、心の中で「ありがとう」を唱え始めた。
その言葉の影響なのか、心の底から感謝の気持ちが湧いてきた。
『この子のせいで私は悩まされてると思ってきたけど、この子のおかげで大切なことに気づけた。
本当は、この子に導かれたのかもしれない。』
そう思っていると、息子が天使のように見えた。
いつの間にか、涙があふれてきた。
(ほんとに今日は、よく泣く日である)

間もなく電話が鳴った。 出てみるとFAXであった。
母の字で次のようなことが書いてあった。

A子へ 今日のことお父さんから聞きました。
お父さん、話しながら泣いていました。
お母さんも嬉しくて涙が出ました。
お父さんは、
「70年間生きてきて、今日が一番嬉しい日だ」
と言っています。
晩ご飯の時に、いつもお酒を飲むお父さんが、
「酒に酔ってしまって、この嬉しい気持ちが味わえんかったらもったいない」
と言って、今日はお酒を飲みませんでした。
次は、いつ帰ってきますか。 楽しみにしています。
母より

「晩酌を欠かしたことがない父が、お酒を飲まなかったなんて。」
自分が伝えた言葉が、父の心をどんなにか幸せな気持ちで満たしたのであろう。
A子の目からは、またもや涙があふれていた。

「どうした?泣いてるのか?」
風呂から出てきた夫が聞いてきた。
A子は、その日起きたことをすべて話した。
朝、B氏に電話をかけたこと。
午前中は、父への恨みつらみを紙に書きなぐったこと。
午後、父に電話して和解したこと。
「そうか、お父さんも泣いてはったか。」
夫も、目に涙を浮かべながら聞いてくれた。
そして、息子がいじめっ子から謝られたこと。
「ふーん、不思議なこともあるもんやな。
Bさんのやり方は、俺にはよくわからんけど、おまえも楽になったみたいでよかったな。」

続けてA子は、泣きながら夫に謝った。
そして夫も、泣きながら聞いたのだった。

次の日、A子はB氏に報告して、心からのお礼を伝えた。
朝一番で夫からも電話を入れていたようだ。

B氏「ご主人からも電話もらいました。お役に立てて何よりです。
あなたの勇気と行動力を尊敬します。
さて、これからが大切です。
毎日、お父さまとご主人と息子さんに対して、心の中で『ありがとうございます』という言葉を
100回ずつ唱える時間を持って下さい。
それから、おすすめの本があります。
後で、何冊か選んで、そのリストをFAXしておきますので、ぜひ買って読んでみて下さい。」

その日の夕方のことである。
「ただいま!」
元気な声で息子が帰って来た。

「お母さん、聞いて!
今日ね、友達から野球に誘われたんだ!
今から行ってくるから!」
息子はグローブを持って飛び出していった。
A子の目には、またもや涙がにじんでいた。
声が詰まって、
「行ってらっしゃい」の一言が言えなかった。 (THE END)


<B氏の方法を理解するための記事>
・シンクロニシティーと成功法則の関係とは?
→ http://coaching.livedoor.biz/archives/18847943.html

・成功法則が作用しない人はいるのか?
→ http://coaching.livedoor.biz/archives/19028324.html

・百匹目の猿現象とは?
→ http://coaching.livedoor.biz/archives/19379345.html

・頑張っても成功できない「根本的な理由」は何か?
→ http://coaching.livedoor.biz/archives/19479819.html

・許せない時は、どうすればいい?
→ http://coaching.livedoor.biz/archives/19620244.html


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~2007.4.29~ 鏡の法則 3

電話に出たのは、母だった。

A子「私だけど」

母 「あら、A子じゃない。元気にしてる?」

A子「うん、まあね。・・・ねえお母さん、お父さんいる?」

母 「えっ?お父さん?あなたお父さんに用なの?」

A子「う、うん。ちょっとね。」

母 「まあ、それは珍しいことね。ねえ、お父さんに何の用なの?」

A子「えっ?えーと、ちょっと変な話なんだけど説明するとややこしいから、
お父さんにかわってくれる?」

母 「わかった、ちょっと待ってね。」

父が出てくるまでの数秒間、A子の緊張は極度に高まった。
ずっと父のことを嫌ってきた。
父に心を開くことを拒んできた。
その父に、感謝の言葉を伝え、あやまるのだ。
ふつうに考えて、できっこない。
しかし、息子のことで悩みぬいたA子にとって、
その悩みが深刻であるがゆえに、ふつうだったらできそうにない行動を取っているのだった。
もしも、その悩みから解放される可能性があるなら、わらにもすがりたいし、どんなことでもする。
その思いが、A子を今回の行動に向かわせたのだ。

父 「な、なんだ? わしに用事か?」

A子は、自分では何を言っているかわからないくらいパニックしながら話し始めた。

A子「あっ、あのー、私、今まで言わなかったんだけど、言っといたほうがいいかなー
と思って電話したんだけど、
・・・えーと、お父さん、
現場の仕事けっこう大変だったと思うのよ。
お父さんが頑張って働いてくれて、私も育ててもらったわけだし。
あのー、私が子どものころ、公園とかも連れて行ってくれたじゃない。
なんていうか、『ありがたい』っていうか、感謝みたいなこと言ったことないと思うのよ。
それで、一度ちゃんと言っておきたいなと思って、

・・・。

それから私、心の中で、けっこうお父さんに反発してたし、
それもあやまりたいなと思ったの。」

ちゃんと「ありがとう」とは言えなかったし、「ごめんなさい」とも言えなかった。
だけど、言うべきことは一応伝えた。
父の言葉を聞いたら、早く電話を切ろう。
そう思った。
しかし、父から言葉が返ってこない。

『何か一言でも言ってくれないと、電話が切れないじゃない』

そう思った時に、受話器から聞こえてきたのは、母の声だった。

母「A子!あなた、お父さんに何を言ったの?」

A子「えっ?」

母「お父さん、泣き崩れてるじゃないの!何かひどいこと言ったんでしょ!」

受話器から、父が嗚咽する声が聞こえてきた。
A子はショックで呆然とした。
生まれて以来、父が泣く声を一度も聞いたことはなかった。
父はそんな強い存在だった。
その父のむせび泣く声が聞こえてくる。
自分が形ばかりの感謝を伝えたことで、あの強かった父が嗚咽しているのだ。
父が泣く声を聞いていて、A子の目からも涙があふれてきた。
父は私のことをもっともっと愛したかったんだ。
親子らしい会話もたくさんしたかったに違いない。
だけど私はずっと、父の愛を拒否してきた。
父は寂しかったんだ。
仕事でどんなに辛いことがあっても耐えていた強い父が、今、泣き崩れている。
娘に愛が伝わらなかったことが、そんなに辛いことだったんだ。
A子の涙も嗚咽へと変わっていった。
しばらくして、また母の声。

母「A子!もう落ち着いた?説明してくれる?」

A子「お母さん、もう一度、お父さんにかわってくれる?」

父が電話に出る。

父「(涙声で)A子、すまなかった。わしは、いい父親じゃなかった。
お前にはいっぱいイヤな思いをさせた。うっ、うっ、うっ、(ふたたび嗚咽)」

A子「お父さん。ごめんなさい。私こそ悪い娘でごめんなさい。
そして、私を育ててくれてありがとう。うっ、うっ、うっ(ふたたび嗚咽)」

少し間をおいて、再び母の声。

母「何が起きたの?また、落ち着いたら説明してね。一旦、電話切るよ。」

A子は、電話を切ってからも、しばらく呆然としていた。
20年以上もの間、父を嫌ってきた。
ずっと父を許せなかった。
自分だけが被害者だと思っていた。
自分は父の一面だけにとらわれて、別の面に目を向けようとはしなかった。
父の愛、父の弱さ、父の不器用さ、・・・これらが見えていなかった。
父はどれだけ辛い思いをしてきたんだろう。
自分は父に、どれだけ辛い思いをさせてきたんだろう。
いろいろな思いが巡った。
「まずは、形から入ればOKです。気持ちは、ついてきますから。」
と言ったB氏の言葉の意味が、ようやく分かりかけてきた。

「あと1時間くらいで、○○○(息子)が帰ってくるな」
そう思った時に、電話が鳴った。
出てみるとB氏であった。

B氏「どーも、Bです。
今、40~50分くらい時間ができたので電話しました。
さっきは、次の予定が入ってたので、お話の途中で電話を切ったような気がしまして。」

A子「実は私、父に電話したんです。
電話して本当によかったです。
ありがとうございました。Bさんのおかげです。」

A子は、父とどんな話をしたかを簡単に説明した。

B氏「そうでしたか。勇気を持って行動されて、よかったですね。」

A子「私にとって、息子がいじめられてることが最大の問題だと思っていましたが、
長年父を許していなかったことの方が、よほど大きな問題だったという気がし ます。
息子の問題のおかげで父と和解できたんだと思うと、
息子の問題があってよかったのかな、という気すらします。」

B氏「息子さんについてのお悩みを、そこまで前向きに捉えることができるようになったんですね。
潜在意識の法則というのがありましてね、
それを学ぶと次のようなことがわかるんです。
実は、人生で起こるどんな問題も、
何か大切なことを気づかせてくれるために起こるんです。
つまり偶然起こるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。
ということは、自分に解決できない問題は決して起こらないのです。
起きる問題は、すべて自分が解決できるから起きるのであり、
前向きで愛のある取り組みさえすれば、
後で必ず『あの問題が起きてよかった。そのおかげで ・・・』
と言えるような恩恵をもたらすのです。」

A子「そうなんですね。ただ、息子の問題自体は何も解決していないので、
それを思うと不安になります。」

B氏「息子さんのことは、まったく未解決なままだと思っておられるんですね。
もしかしたら、解決に向けて大きく前進されたのかもしれませんよ。
心の世界はつながっていますからね。
原因を解決すれば、結果は変わるしかないのです。」

A子「本当に息子の問題は解決するんでしょうか?」

B氏「それは、あなた次第だと思いますよ。さて、ここで少し整理してみましょうか。
あなたにとって、息子さんのことで一番辛いのは、息子さんが心を開いてくれな いことでしたね。
親として、何もしてやれないことが情けなくて辛いとおっしゃいましたね。
その辛さをこれ以上味わいたくないと。」

A子「はい、そうです。いじめられてることを相談もしてくれない。
私は力になりたいのに、
『ほっといて!』って拒否されてしまう。
無力感を感じます。
子どもの寂しさが分かるだけに、親として、
何もしてやれないほど辛いことは ありません。」

B氏「本当に辛いことでしょうね。
ところで、その辛さは、誰が味わっていた辛さなのか、もうお解かりですよね。」

A子「えっ?誰がって・・・(しばらく沈黙)」

その時、A子の脳裏に父の顔が浮かんだ。
そうか!この耐えがたい辛さは、長年父が味わい続けたであろう辛さだ。
娘が心を開いてくれない辛さ。
娘から拒否される辛さ。
親として何もしてやれない辛さ。
私の辛さといっしょだ。
この辛さを、父は20年以上も味わい続けたのか。
A子のほほを涙が伝った。

A子「わかりました。私は、私の父と同じ辛さを味わっていたんですね。
こんなに辛かったんですね。
父が嗚咽したのも分かります。」

B氏「人生で起こる問題は、私たちに大事なことを気づかせるべく起こるんです。」

A子「あらためて父の辛さが解かりました。
息子のおかげで、解かることができたんだと思います。
息子が私に心を開いてくれなかったおかげで。」

B氏「息子さんもお父様もあなたも、心の底ではつながっています。
お父様に対するあなたのスタンスを、あなたに対して息子さんが演じてくれたのです。
そのおかげで、あなたは気づくことができた。」

A子「息子にも感謝したいです。
『大事なことに気づかせてくれて、ありがとう』
って気持ちです。
今まで、
『どうしてお母さんに話してくれないの?』
って心の中で息子を責めてい ました。」

B氏「今なら、息子さんの気持ちも理解できますか?」

A子「そうか! 私が子どものころ、口うるさい父がイヤでした。
いろいろ口出ししてきたりするのがイヤでした。
今考えてみれば、それも父の愛情からだったんでしょうが、
当時は負担でしたね。
今、息子も同じ思いなんだと思います。
私の押し付けがましい愛情が負担なんだと思います。」

B氏「あなたが子どものころ、本当はお父さんに、どんな親でいてほしかったんでしょうね?」

A子「私を信頼してほしかった。
『A子なら大丈夫!』って信頼してほしかったです。
・・・(しばらく沈黙)。
私、息子を信頼していなかったと思います。
『私が手助けしないと、この子は問題を解決できない』
と思っていました。
それで、あれこれ問いただしたり、説教したり、・・・。 もっと息子を信頼してあげたいです。」

B氏「あなたは、お父様の辛さも理解し、息子さんの辛さも理解されましたね。
では次に、ご主人とのことに移りましょう。
朝お電話をいただいた時に、
『あなたの大切な息子さんが人から責められてしまう原因は、
あなたが身近な誰かを責めてしまっていることです』
とお話したのを 覚えていますか?」

A子「はい、覚えています。主人を尊敬できないという話をしました。」

B氏「ではもう一度、ご主人に対してどんなふうに感じておられるか、
話してもらえますか?」

A子「どうしても、主人に対して、
『教養のない人』とか『思慮の浅い人』
というふうに 見てしまうんです。
息子のことにしても、私がこれだけ悩んでるのに、根拠なく楽観的なんです。
それで主人に対しては、グチこそはぶつけますが、
ちゃんと相談したりすること はありません。
主人がアドバイスなどしてきても受け付けられないんです。」

ここまで話しながらA子は、自分の夫に対するスタンスが、
父親に対して取ってきたスタンスに似ていることに気がついた。

A子「私が父に対して取ってきたスタンスと似てますね。」

B氏「そうなんです。女性の場合、父親に対してとってきたスタンスが、
ご主人に対し てのスタンスに投影されることが多いんです。
ところで、お聞きしていると、ご主人は息子さんのことを信頼されているようですね。」

A子「あっ、そうですね!
そうか、主人のそういうところを見習うべきだったんですね。
息子は主人に対しては、けっこう本音を言っているみたいなんです。
息子は信頼されてると思うから、主人には心を開くんですね。
私は主人のよいところをまったく見ていませんでした。」

B氏「なるほど、そんなことを感じられたんですね。
さて、では宿題を差し上げます。
やるかどうかは自分で決めてくださいね。
今日の午後、
『父に感謝できること』と『父に謝りたいこと』
という2種類の紙を 作ってもらいましたよね。
その紙に、お父様に感謝できることと謝りたいことを、
書き出せるだけ書き出して下さい。
紙は何枚使ってもOKです。
それが終わったら、もう一つ紙を用意してください。
その紙のタイトルは、
『父に対して、どのような考え方で接したらよかったのか?』です。
これは過去のお父様との関係を
後悔するために書くのではありません。
これからのご主人との接し方のヒントが見つかるはずです。
そしてもう一つ、息子さんが夜眠られたら、息子さんの寝顔を見ながら、
心の中で息子さんに『ありがとう』を100回ささやきかけてください。
どうですか、やってみたいですか」

A子「はい、必ずやってみます。」
電話を切って間もなく、息子が帰ってきた。
息子はランドセルを玄関に投げると、いつものようにグローブとボールを持って、公園 に行った。
『昨日、友達に追い出されたというのに、この子は、また公園に行くの?』
A子の心は心配な気持ちでいっぱいになった。
A子は、その心配な気持ちをまぎらわすように、宿題に取りかかった。
父に対して感謝できることがたくさん思い浮かんだ。

・現場監督のきつい仕事を続けて、家族を養ってくれた。
・私が子どものころ、夜中に高熱を出したことが何度かあったが、
その都度、車で救急 病院まで連れて行ってくれた。
(肉体労働をしていた父にとって、夜中はしんどかった はず)
・私が子どものころ、よく海や川に連れて行ってくれて、泳ぎを教えてくれた。
・子どものころ私はメロンが好きだったが、
毎年の私の誕生日には、メロンを買って帰 って来てくれた。
・子どものころ近所のいじめっ子にいじめられていたことがあったが、
その子の家に抗議しに行ってくれた。
・私は私立大学に入ったが、文句を言わず学費を出してくれた。
(当時のわが家にとって、大きな負担だったはず)
・私の就職先が決まった時に、寿司を出前で取ってくれた。
(とても豪華な寿司だった。 その時私は「寿司は好きじゃない」
と言って食べなかった。父はしょんぼりしていた)
・嫁入り道具に、高価な桐のタンスを買ってくれた。

「感謝したいこと」に連鎖して「謝りたいこと」も浮かんできた。
「感謝したいこと」と「謝りたいこと」を書きながら、涙が浮かんできた。
「私は、こんなにも愛されていた。
反発する私を、愛し続けてくれていたんだ。
許せないという思いにとらわれていたから、その愛に気づかなかったんだ。
そして、こんなにも愛してもらいながら、私は父に何もしてあげてない。
親孝行らしいこともほとんどしていない。」
自分が父親の仕事を尊敬していなかったことにも気づいた。
父親の現場監督の仕事に対して、「品がない」とか「知的でない」とか思っていた。
父親が仕事を頑張り続けてくれたおかげで、自分は大学まで行かせてもらえたのに。
そのことを初めて気づいた。
父親の仕事に対して、尊敬心と感謝を感じた。
そして今、自分の夫の仕事に対して、「知的でない」というイメージを持っている。
自分の夫に対する「教養がない」という嫌悪感をともなうイメージは、
父に対して持っ いたイメージとそっくりである。
自分は、夫に対しても感謝できることがたくさんあるはずだ。
そんなことを考えながら、続いて、
「父に対して、どのような考え方で接し たらよかったのか?」
というタイトルの紙を用意した。
これについては、すぐに文章が浮かんできた。

「父の言動の奥にある愛情に気づくこと。
自分が不完全な人間であるように、父も不完全で不器用な人間であることを理解すること。
してもらっていることに感謝をすること。
愛してもらうだけではなくて、自分から愛すること(父を喜ばそうとすること)。
そしてその上で、イヤなことはイヤと伝えて、おたがいが居心地いい関係を築くこと。」

これはまさに、これから夫に対してするべき考え方だ、と思った。
働いてくれている夫。
自分の人生のパートナーでい続けてくれている夫。
自分は夫に対して感謝することを忘れていた。
夫に対して、こんなに素直な考え方ができるのは初めてかもしれない。
これは父に感謝できたことと関係があるのかもしれない。
今日は夫に感謝の言葉を伝えよう。
そんなことを考えているうちに、
外が薄暗くなりかけていることにA子は気がついた。
思えば、今日は家事らしきことをほとんどしていない。
朝の9時ごろB氏に電話してから、
1日中自分と向き合っていた。
「晩ご飯の用意、どうしよう?」
そう思った時に、息子が帰ってきた。

~2007.4.29~ 鏡の法則 2

受付の女性が出て、B氏に取り次いでくれた。
A子は自分の名前を告げたものの、電話に出てきたB氏の声がとても明るかったので、
「こんな悩み事を相談してもいいのか?」
という気持ちになった。
次の言葉がなかなか見つからなかったのだが、B氏のほうから声をかけてきてくれた。
「もしかして□□君の奥さんですか?」
「はい、そうなんです。」
「あー、そうでしたか。はじめまして。」
「あのー、主人から何か聞かれてますか?」
「はい。ご主人から少し聞きました。息子さんのことで悩まれてるとか。」
「相談に乗っていただいていいのでしょうか?」
「今1時間くらいなら時間がありますので、よかったら、この電話で話を聞かせてください。」

A子は、自分の息子がいじめられたり、仲間はずれにされていることを簡単に話した。
そして、前日にあった出来事も。

ひととおり聞いて、B氏は口を開いた。
「それは辛い思いをされてますね。
親としては、こんな辛いことはないですよね。」
その一言を聞いて、A子の目から涙があふれてきた。
A子が泣き始めたのに気づいたB氏は、A子が落ち着くのを待って続けた。
「奥さん、もしあなたが、本気でこのことを解決なさりたいなら、
それは、おそらく、難しいことじゃありませんよ。」
A子は、「難しいことじゃない」という言葉が信じられなかった。
自分が何年も悩んで解決できないことだったからだ。
だけど、B氏の言葉が本当であってほしいと願う気持ちもあった。
「もし解決できるなら、何だってやります。私は本気です。
だけど、何をやれば解決するんですか?」

B氏「では、それを探りましょう。まず、はっきりしていることは、
あなたが、誰か 身近な人を責めているということです。」

A子「えっ?どういうことですか?」

B氏「話が飛躍しすぎてますよね。まず理論的なことをじっくり説明してから
話せばいいんでしょうが、それをすると何時間もかかるし、私もそこまでは時間がないのです。
なので、結論から話します。
理論的には根拠のある話なんで、後で、参考になる心理学の本など教えます。
結論から言います。
あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、
あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めて生きているからなんです。」

A子「子どもがいじめられるということと、私の個人的なことが、なぜ関係があるんですか?
何か宗教じみた話に聞こえます。」

(注:このあたりの理論的・心理学的な背景は、私のブログの他の記事をご参照下さい。
このレポートの最後のページに情報を載せておきます。)

B氏「そう思われるのも、無理もないです。
われわれは学校教育で、
目に見えるものを対象にした物質科学ばかりを教えられて育ちましたからね。
今、私が話していることは、心理学ではずいぶん前に発見された法則なんです。
昔から宗教で言われてきたことと
同じようなものだと思ってもらったらわかりやすいと思います。
私自身は何の宗教にも入っていませんけどね。」

A子「その心理学の話を教えてください。」
B氏「現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。
『結果』には必ず『原因』があるの です。
つまり、あなたの人生の現実は、
あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらうといいと思います。
例えば、鏡を見ることで、
『あっ、髪型がくずれている!』
とか
『あれ?今日は 私、顔色が悪いな』
って気づくことがありますよね。
鏡がないと、自分の姿に気づくことができないですよね。
ですから、人生を鏡だと考えてみて下さい。
人生という鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、
自分を変えるきっかけを得ることができるのです。
人生は、どこまでも自分を成長させていけるようにできているのです。」

A子「私の悩みは、私の何が映し出されているのですか?」

B氏「あなたに起きている結果は、
『自分の大切なお子さんが、人から責められて困っている』
ということです。
考えられる原因は、あなたが
『大切にすべき人を、責めてしまっている』
という ことです。
感謝すべき人、それも身近な人を、あなた自身が責めているのではないですか?
一番身近な人といえば、ご主人に対してはどうですか?」

A子「主人には感謝しています。トラックの運転手として働いてくれているおかげで、
家族が食べていけてるのですから。」

B氏「それは何よりです。では、ご主人を大切にしておられますか?
尊敬しておられますか?」

A子は、「尊敬」という言葉を聞いたときに、ギクッとした。
A子は、日ごろから夫のことを、どこか軽蔑しているところがあったからだ。
A子から見て、楽観的な性格の夫は、「思慮の浅い人」に見えた。
また、「教養のない人」にも見えた。
たしかに、A子は四年制の大学を卒業しているが、夫は高卒である。
また、それだけではなく、夫は言葉ががさつで、本も週刊誌くらいしか読まない。
読書が趣味のA子としては、息子に、
「夫のようになってほしくない」という思いがあっ たのだ。
A子は、そのこともB氏に話した。

B氏「『人間の価値は教養や知識や思慮深さで決まる』と思っておられますか?」
A子「いえ、決してそんなふうには思いません。人それぞれ強みや持ち味があると思います」

B氏「では、なぜご主人に対して、『教養がない』ことを理由に軽蔑してしまうんでしょうね。」

A子「うーーーん。私の中に矛盾がありますね。」

B氏「ご主人との関係は、どうなんですか?」

A子「主人の言動には、よく腹が立ちます。喧嘩になることもあります。」

B氏「息子さんの件で、ご主人とはどうですか?」

A子「息子がいじめられていることは、いつもグチっぽく主人に言っています。
ただ、 主人の意見やアドバイスは受け入れられないので、
主人にちゃんと相談したこと はありません。
おそらく、私にとって主人は、一番受け入れられないタイプなんだと思います。」

B氏「なるほど。もう一つ根本的な原因がありそうですね。
ご主人を受け入れるよりも 前に、そっちを解決する必要があります。」

A子「根本的な原因ですか?」

B氏「はい、あなたがご主人を受け入れることができない
根本的な原因を探る必要があります。
ちょっと伺いますが、ご自分のお父様に感謝しておられますか?」

A子「えっ?父ですか?そりゃもちろん感謝してますが・・・」

B氏「お父様に対して『許せない』という思いを、心のどこかに持っていませんか?」

A子は、この「許せない」という言葉にひっかかった。
たしかに自分は父を許していないかもしれない、そう思った。
親として感謝しているつもりであったが、父のことは好きになれなかった。
結婚して以降も、毎年の盆・正月は、実家に顔を見せに家族で帰っている。
しかし、父とは、ほとんど挨拶ていどの会話しかしていない。
思えば、高校生のころから、父とは他人行儀な付き合いしかしてこなかった。

A子「父を許してないと思います。だけど、父を許すことはできないと思います。」

B氏「そうなんですね。じゃあ、ここまでにしますか?
お役に立てなかったとしたら、申し訳ありません。それとも、何かやってみますか?」

A子「私の悩みの原因が、本当に父や主人に関係しているんでしょうか?」

B氏「それは、やってみたらわかると思いますよ。」

A子「わかりました。何をやったらよいか教えてください。」

B氏「では、今から教えることをまずやってみてください。
お父様に対する『許せない』という思いを存分に紙に書きなぐって下さい。
怒りをぶつけるような文書で。
『バカヤロー』とか『コノヤロー』とか『大嫌い!』とか、そんな言葉もOKです。
具体的な出来事を思い出したら、その出来事も書いて、
『その時、私はこんな気持 ちだったんだ』
ってことも書いてみてください。
恨みつらみをすべて文章にして、容赦なく紙にぶつけてください。
気がすむまでやることです。
充分に気がすんだら、また電話下さい。 携帯の番号も教えておきます。」

A子にとって、そのことが、息子の問題の解決に役立つのかどうかは疑問だった。
しかし、それを疑って何もしないよりも、可能性があるならやってみようと思った。
A子は、「今の悩みを解決できるなら、どんなことでもしよう」と思っていた。
それに、B氏の話には、根拠はわからないが、不思議な説得力を感じた。
A子は電話を切ると、レポート用紙を持ってきて、父に対する思いを、
思いつくままに 書き始めた。
自分が子どものころは、なにかと口やかましい父だった。
夕食が説教の時間になることも多かった。
また、子ども達(A子と兄弟)が自分の思い通りにならないと、
すぐに大声で怒鳴りつける、そんな父だった。
「お父さんは、私の気持ちなんか興味ないんだ!」
と、そう思うことも多かった。
お酒を飲んだ時に、仕事のグチを言うところもイヤだった。
また、建設会社で現場監督をしていた父は、砂や土で汚れた仕事着で帰って来て、
そのまま食事をすることが多かったが、それもイヤだった。
A子は、父に対しての気持ちを文章にしていった。
気がついたら、父に対して
「人でなし!」
とか
「あんたに親の資格なんかない!」
とか、かなり過激な言葉もたくさん書いていた。
ある出来事も思い出した。
自分が高校生のころ、クラスメイトの男の子と日曜日にデートをしたことがあった。
その男の子と歩いているところを、たまたま父に目撃され、
後で問いただされて説教されたことがあった。
両親には、「女の子の友達と遊ぶ」と嘘をついていたのだが、父はその嘘を許せないよう だった。
その時の、父の言葉は今も覚えている。
「親に嘘をつくくらい後ろめたい付き合い方をしているのか!
お前は、ろくな女にはならん!」
思い出しているうちに悔し涙が出てきた。
悔しさも文章にした。
「お父さんがそんな性格だから、嘘もつきたくなるんでしょ!
自分に原因があることも 分からないの?
それに『ろくな女にならない』って、なんてひどい言葉なの。
私がどのくらい傷ついたか知らないんでしょう!
あんたこそ、ろくな親じゃない!
あれから私は、お父さんに心を開かなくなったのよ。自業自得よ!」
書きながら、涙が止まらなかった。
気がついたら、正午を回っていた。
書き始めて2時間近く経っていた。
十数枚のレポート用紙に、怒りを込めた文章が書きなぐってあった。
容赦なく書いたせいか、それとも、思いっ切り泣いたせいか、
気持ちがずいぶん軽く なっていた。
A子は、午後1時を回ったところで、B氏に電話をした。

B氏「お父様をゆるす覚悟はできましたか?」
A子「正直なところ、その覚悟まではできていないかもしれません。
だけど、できることは何でもやってみようと思います。
ゆるせるものなら、ゆるして楽になりたいとも思います。」

B氏「では、やってみましょう。 お父様をゆるすのは、他でもない、
あなた自身の自由のためにゆるすんです。
紙を用意してください。
そして、上の方に
『父に感謝できること』というタイ トルを書いてください。
さて、お父様に対して感謝できるとしたら、
どんなことがありますか?」
A子「それは、まず、働いて養ってくれたことですね。
父が働いて稼いでくれたおかげで、家族も食べていけたわけですし、
私も育ててもらえたわけです。」

B氏「それを紙に書き留めて下さい。他にもありますか?」

A子「うーーーん。私が小学生のころ、よく公園に連れていって遊んでくれましたね。」

B氏「それも書き留めておいて下さい。他には?」

A子「それくらいでしょうか。」

B氏「では、別の紙を用意して『父に謝りたいこと』ってタイトルを書いてください。
さて、お父様に謝りたいことは、何かありますか?」

A子「特に浮かびませんが、あえて言えば、『心の中で反発し続けたこと』でしょうか。
ただ、心から謝りたいという気持ちにはなれませんが。」
B氏「実感がともなわなくてもOKです。形から入りますから。
とりあえず、今おっしゃったことを書き留めてください。」

A子「書き留めました。で、形から入るといいますと、何をやればいいのですか?」

B氏「いいですか、今から勇気の出しどころです。
もしかしたら、あなたの人生で、一番勇気を使う場面かもしれません。
私が提案することは、あなたにとって、最も抵抗したくなる行動かもしれない。
実行するかどうかは自分で判断して下さいね。
今から、お父様に電話をかけて、感謝の言葉とあやまる言葉を伝えるのです。
実感が湧いてこなかったら、用意した言葉を伝えるだけでもOKです。
『父に感謝できること』と
『父にあやまりたいこと』
の2つの紙に書き留めたことを、読んで伝えるだけでOKです。
伝えたら、すぐに電話を切ってもらってかまいません。
やってみますか?」

A子「・・・・・。たしかに、今までの人生で使ったことがないくらい、
勇気を使わないとできませんね。
でも、これが私の悩みの解決に役立つなら、
それだけの勇気を使う価値はあるんだと思います。だけど、難しいですねー。」

B氏「やるかやらないかは、ご自分で決めてくださいね。
私も、一生に一度の勇気を使う価値はあるとおもいますけど。
それから私は、次の予定がありますので、このあたりで失礼します。
もし実行されたらご連絡下さい。次のステップをお教えします。」

A子にとって救いなのは、「形だけでいい」ということだった。
「謝る」ということについては、気持ちがともなわない。
「悪いのは父親の方だ」という思いがあるから、自分が謝るのは筋違いだと思う。
だけど、書き留めた文章を棒読みするくらいならできそうだ。
それならば、やってみた方がいいに決まっている、と思えた。
A子は「電話をかけよう」という気になってきた。
そして、電話をかけようとしている自分が、不思議だった。
こんなきっかけでもなかったら、A子が父親と電話で話すということは、
一生なかったかもしれない。
結婚して間もないころは、実家に電話をして父が電話に出たときは、すぐさま
「私だけど、お母さんにかわって」と言っていた。
しかし今は、「私だけど」と言っただけで、
父の「おーい、A子から電話だぞ」と母を呼ぶ声がする。
父も「A子から自分に用事があるはずない」
ということわかっているのだ。
しかし、今日は電話で父と話すのだ。
「躊躇していたら、ますます電話をかけにくくなる」
と思ったA子は、意を決してすぐ に電話をかけた。

この当時、かなり流行ったものです。
読んでいて、自分にも、エゴや、気づかないところでのマイナスな思考がある事に
愕然としてしまい、反省をし、生活を見直しました。

それぞれ今後どうなるかはわからないけれど、多くの気づきをもらった鏡の法則は、
どんなビジネス本や、恋愛マニュアルにも勝るものでした!

みなさんも参考にしていただければ幸いです。

全4篇でお届けします。


~2007.4.29~ 鏡の法則 1

先日、ある方から届いたメールに添付されていた文書。

それは、幸せ成功力コーチ 野口 嘉則さんという方の、

人生のどんな問題も解決する知恵 「鏡の法則」という、評判の読み物。

リンクフリーだったり、セミナーや教育などの場でも
自由にコピーしたり、配布したりしてもらっていい、と公言されていて、
それで私にも是非読んで下さい、と送ってくださったわけです。

仕事にもプライベートにも、とても生きる内容だと思いました。

というわけで、この「鏡の法則」を今日はお伝えしたいと思います。

とても長いので、時間のある時に、ゆっくりお読み下さい。。。

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(このお話は実話ですが、
登場人物の職業などを多少変えてストーリーを設定しています)

A子(主婦、41歳)には悩みがあった。
小学校5年生になる息子が、学校でいじめられるのだ。
いじめられるといっても、暴力まではふるわれないらしい。
友達から仲間はずれにされたり、何かあると悪者扱いされたりすることが多いようだ。
息子は、「いじめられてるわけじゃない」と言い張っているが、
息子を見ていると、寂しそうなので、A子は胸が痛むのだ。
息子は野球が好きなのだが、友達から野球に誘ってもらえないので、
学校から帰ってきたら一人で公園に行って、壁とキャッチボールをしている。
2年くらい前には、息子が友達といっしょに野球をしていた時期もある。
当時のことなのだが、A子が買い物の帰りに小学校の横を通りかかったときに、
グランドで息子が友達と野球をしていた。
息子がエラーをしたらしく、周りからひどく責められていた。
チームメイト達は、容赦なく大きな声で息子を責めた。
「お前、運動神経がにぶ過ぎだぞ!」
「お前のせいで3点も取られたじゃないか!」
「負けたらお前のせいだぞ!」
A子は思った。
「たしかに息子の運動能力は高くない。しかし、息子には息子のいいところがある。
とても心が優しい子なのに。」
A子は、自分の息子のいいところが認められていないことが、悔しかった。
そして、ひどいことを言うチームメイト達に対して、
自分の息子が笑顔で謝っているのを見るのが辛かった。

その後まもなく、息子は野球に誘われなくなった。
「お前はチームの足を引っぱるから誘わん」
と言われたらしい。
息子にとって、野球に誘ってもらえないことが、一番つらいようだ。
A子へのやつ当たりが目立って増えたことからも、それがわかる。
しかし息子は、辛さや寂しさを決して話してはくれなかった。
A子にとって一番辛いのは、息子が心を開いてくれないことだった。
「僕は平気だ」と言い張るばかりなのだ。
A子が、「友達との上手な関わり方」を教えようと試みても、
「うるさいな!ほっといてよ」と言ってくる。
「転校しようか?」と持ちかけた時は、
「そんなことをしたら、一生うらむよ!」と言い 返してきた。
息子の状況に対して、自分が何もしてやれないことが情けなく、A子は無力感に陥っていた。

そしてある日、学校から帰宅して公園に行ったばかりの息子が、不機嫌な顔で帰ってきた。
「何があったの?」と聞いても、
「何もない」と言って教えてくれない。

真相は一本の電話で明らかになった。

その夜、親しくしているご近所の奥さんから
電話がかかってきたのだ。
「A子さん、○○○君(A子の息子の名前)から、何か聞いてる?」
「えっ?いいえ」
「今日、公園でうちの下の子どもをブランコに乗せていたのよ。
○○○君は、
いつもの壁にボールを投げて遊び始めたわ。するとね、○○○君のクラスメイトらしい子たちが
7、8人くらいやって来てね、
『ドッジボールするからじゃまだ!』
って○○○君に 言うのよ。
しかも、その中の1人がボールを○○○君にぶつけたのよ。
○○○君、すぐに帰っていったわ。
私としては、その場で何もできなくて、申し訳なかったと思ってね。」

A子は愕然とした。
「そんなことを私に黙っていたなんて。」
そんなつらい思いをしていながら、自分に何も言ってくれないことが悲しかった。
その日は、あらためて息子から聞き出そうという気力も湧いてこなかった。

翌日、A子はある人に電話をかけることを決意した。

その人とは、夫の先輩に当たるB氏だ。
A子は、B氏とは話したこともないのだが、1週間前に夫からB氏の名刺を渡された。
B氏は、夫が高校時代に通っていた剣道の道場の先輩である。
夫も20年くらい会っていなかったらしいが、夫が最近街を歩いていたら、
たまたまばったりと出会ったということだった。
久々の再会に盛り上がって喫茶店に入り、2時間も話したらしい。

B氏は、今は経営コンサルタントを仕事にしているそうだ。
夫の話では、B氏は心理学にも詳しく、企業や個人の問題解決を得意としているとのこと。
そこで夫が息子のことを少し話したら、
「力になれると思うよ。」
と言って名刺を渡して くれたそうだ。
夫は、その日、
「お前の方から直接電話してみろよ。話を通しておいてやったから」
と、その名刺を渡してきた。

A子「どうして私が、そんな知らない人にまで相談しなきゃいけないの。
あなたが直接相談したらいいじゃない。」

夫 「俺が心配なのは、お前のほうだ。○○○のことで、すっと悩み続けてるじゃないか。
だから、そのことをBさんに相談したんだ。」

A子「私に問題があるっていうの?私が悩むのは当然よ!親なんだから。
あなたは一日中トラックに乗ってりゃいいんだから気楽よね。
実際に○○○を育ててるのは私なんだからね。あなたはいっしょに悩んでもくれない。
そのBさんに相談なんてしないわ。
どうせその人も、子育てのことは何も分からないに決まってるわ。」

そう言ってA子は、その名刺をテーブルの上に投げた。

しかし、昨日の出来事(近所の奥さんから聞いた話)があって、A子はすっかり落ち込み、
わらをもすがるような気持ちになっていた。
「こんな辛い思いをするのはイヤだ。誰でもいいから、助けてほしい。」
そう思ったときに、B氏のことを思い出したのだ。

幸い名刺はすぐに見つかった。
息子が学校に行って1時間くらい経ったころ、意を決してB氏に電話をかけた。
その時A子は、その日に起きる驚くべき出来事を、想像だにしていなかった。

~2007.4.25~ 信頼できる医師

先日、かかりつけのクリニックに行ってきました。
5年くらい御世話になっているところです。

ここでは、初めて行った時から丁寧な対応をしてくれました。

区の無料検診について、善意で教えてくださり、
その予定ではなかったのですが、検診を受けてみました。

なんとその検診でひっかかったのでありますから、驚きというか、なんというか、、、
もしくは先生はそのような可能性をすでに予想していたのかもしれませんね。

しかも、その時はたまたま忙しくて、結果を聞きに行かずに、1ヶ月放っておいたのですが、
先方から心配してお電話を頂いたくらいです。

検査結果が間違いだといけないので、
もう一度、別のところに出してくれるなどの配慮もあり、とても信頼できる先生でした。

料金の説明なども常にしてくれます。

「きのう、ためしてガッテン見た?」
何を突然言うかと思ったら、番組内で私に役に立つ情報をやっていたんですって!
そして、再放送はいつか、パソコンで調べてくれたのですが、今はまだ未定だったみたいで、
「ちょっとわからなかったよ。ごめんね。NHKは再放送するから、気をつけているといいよ。」
と・・・。 

珍しい先生です。。。

でも、これもまたプロの仕事ですね。

患者一人一人に、こんなふうに語りかけてくれる先生には、なかなかお会いできないものです。
(少なくとも、私は初めてお会いしました。)

12月。
今年やり残したことをしっかりやらなければ・・・
と考えてみます。
2カ月前に「あと3ヶ月」、同じことを言いました。

人というものは、こんなものなんでしょうね。
まだまだ課題が山積に残っております。

しかし、今年ここで感じたことは、昨年までとはまた違う。
「自分一人で全部やるのはやっぱり大変。人の協力あってのこと。」
という反省点でしょうか。

立派な内容の書類を作ろうが、目を通してくれる人が「ハンコ」を押す気がなければアウト!

準備は万端でも、実施する人がいなければできない。

そして、日常の仕事、生活すべてがそういった協力体制で成り立っている。

自分なりに人に協力はできている。
が、人がしてくれないと腹が立つ。

でも、全く協力してもらっていないのかといえば、そうではない。
人にやってもらっていることは、気づかないことの中にも沢山ある。

そんな中で、感謝しつつも新たに協力を求め、完成できていないものを形にしていく。
これが大切なこと。
頼りすぎ、依存になってしまってはいけない。
バランスが大切です。

一人では何もできないけれど、みんなに協力してもらってできたことについても、
一度振り返ってみるといいですね。
きっと有意義だった1年を感じられると思います。

~2007.4.23~ 緊張をときほぐす手段

面接で、緊張しすぎてしまった時、
皆さんは、どのようにしてそれを解きほぐしますか?

色んな方法があります。

面接官を
「ダイコンさんと、ニンジンさん、ネギさん。」
と思うと楽になるとか、言いますよね。

まあこんなのもありかもしれませんが、、、

私のお勧めは、この3つ。

1.大きな声で話す
大きな声を出すには、お腹に力が入るので、逆に肩の力が抜けるんです。
いいじゃないですか、部屋中に声が響いてちょっとうるさいかもしれませんけど、
元気がいいと思ってもらえるし、「やる気がある人」という評価は絶対もらえます!

2.深呼吸
大きく息を吸って、ゆっくり吐く・・・
頭の整理もつきますよ。

3.とにかく一回にっこり!
緊張すると顔がこわばってしまいます。
とにかく、鏡を見て、笑顔の練習をしておきましょう。
そして、最初と最後だけでもいいから、にっこりしましょう。

例えば、ステージで何かを発表するときなどに、客席に向かって一瞬ニッコリする、
というのは、とても効果的だったりするんですよ。

(手のひらに【人】って書いて飲み込む、なんてのもありましたね。。。)

あとは面接前にどれだけ準備をしているか、といった事も大切です。
気持ちにゆとりが出来ますから・・・。

そして最後に、もう一つ、大切なのは。

時間に余裕を持って動く事!

遅刻しそうな状況で息を切らして面接に入るような形は、気持ちも落ち着かないものです。

時間に余裕を持って到着しておけば、
近くの喫茶店で香りの良いコーヒーでリラックスをしたり、
ハーブティーで気持ちが癒されたり、といった
緊張を解きほぐす為の自分なりの儀式を行うことができるのです。

リラックスして、最高の面接を実現してください!

今週は、個人情報取扱従事者の資格更新講習で東京へ。

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取得してから毎年、きちんと更新をしています。
昨年個人情報保護法が改正されるなど、時代に合わせて我々の勉強も終わりません。
この1年間で起きた重大インシデントの実例やGDPRの講義、グループディスカッションなど、
しっかり学んできました。

それにしても、世の中はすっかり、クリスマスでしたね! 笑
高山は田舎なので、都会のイルミネーションはやっぱり目の保養になりました。

~2007.4.15~ 誰の為の転職ですか?

カウンセリングをしていると、よく、こんなお話があります。

「友人に誘われたから転職した。」
「知人が入ったけれど、なんか良くないみたいなので、辞めときます。」

ご友人や知人の方の意見が全てではありません。
しかしながら、なぜか、こういったコメントの多いこと。。。

そもそも、転職は誰の為にするのか考えて見てください。

もちろん、お話を参考にするのは良い事です。
しかし、人はそれぞれ違うのです。
思考、感覚、望むもの・・・
全て違うのですから、あくまでも参考意見として受け止めなければなりません。

知人の方が、
「会社の上司とウマが合わない。」
と言ったとしましょう。
もしくは仕事のやり方が合わない、などもありそうですね。

しかし、それは、その方と合わなかったというだけで、
もしかしたら違う人は合うかもしれないのです。
逆にその方が良い会社と言っても、自分自身が、違和感を感じる場合もあります。

Tシャツ1枚買うにも、人の好みは大きく違います。
それが、毎日一緒に顔をあわせ、ともに働く会社や仲間を選ぶのです。

そんな簡単な事ではないのです。

足を運び、自ら肌で感じ、自分の意思で、入社する会社を選んでいただきたい。

あくまでも、自分自身の転職なのです。

~2007.3.30~ 時に人は・・・

時に人は、辛く苦しい場面に遭遇する。

それぞれの立場、内容は違うだろうけれど、みんなお互いに辛い。

絶望の淵に立ってしまうこともある。

人はどれだけ強くなればいいのか、
私に明日はあるのかしら、
本当に幸せはくるのかしら・・・。

そう考える日だってある。

でも逃げずに受け止めて、そして、乗り越えてこそ、
本当の喜びはやってくる。

だから、絶対に負けないで。。。

明日はきっと来る。
信じて行こうよ。

~2007.3.29~ 正しい日本語

今日、お会いした方から、面白いお話が出ました。

この方の場合、カウンセリングの際に不思議な言葉を何度か耳にされたそうです。
それは・・・

「なるほどですね。」

ヒアリングの際のことなのですが、聞いて納得すると、
「なるほど」
という言葉はよく口にするものです。

しかし『ですね』は普通つけないような気がする、と、その方はおっしゃっているわけです。

でも、その方がカウンセリングを受けた時に、
何度かその言葉が出てきて、不思議に感じられたそうなのです。

でも、
「なるほどですね。」
を使っていらっしゃる方が複数存在するというのは、
実際に使われている日本語だという事ですものね、
さあ、正解はどっち?
わかりません。。。

例えば、若い人が使いはじめて、それが広まっているけれど、
「ジェネレーションギャップで知らなかった。」
という場合もあるだろうし、
ある地域では当たり前に使っている、という方言であるかもしれないし。

かくいう私のこのブログにも、実は方言や、独特の表現があったりするのかも・・・。

考えてたら、混乱してきてしまったのでした。笑

美しく、正しい日本語、、、
日本人ながら、なんだか、とても難しいと感じました。
ただ、お会いする方の中には、とても美しい日本語を使う人が時々いらっしゃいます。
そんな時、その方に対して、とても好印象をいだいたりするのも現実です。

~2007.3.16~ できる営業マン

「実績を出す秘訣」

とある求職者との面談。

その人は営業職で、今まで、色々な業界で実績をあげていらっしゃる方でした。

通常、○○業界に強い、とか、そのジャンルには強い、といったパターンが多いのですが、この方は特例。

ジャンルは様々ですが、それぞれのところで、結果を出して来られていました。

一つのジャンルに絞っても、結果を出せない人もいるのに、
なぜこの方は、こんなに結果が出せるのか・・・。

私は単純に、それが不思議で聞いてみました。

さぞかし、手法をあれこれお持ちなのではないだろうか。
もしくは、ものすごいセンスをお持ちなのではないだろうか。

と、ご本人は、さらっとこんなお答えをかえされました。

「一人では結果は出せないんですよ。
みんなに助けてもらっているんです。
若い頃は実力と、勘違いしてしまうこともあったけど、
今は本当に謙虚な気持ちでいたいと思うんです。」

あまりに美しすぎる言葉です。

「あとは、計画を立てることくらいです。
だって、予算とかわかってるんだから、前の期、前の月、結果が出るであろうところまで
仕込んでさえおけばいいんですから。」

あまりに基本に忠実な答えです。

でも、シンプルが一番なのかもしれません。
その手法を選ばれている事がセンスの良さ?

この方のように、基本を大切に、そして感謝の気持ちを忘れずに、そうやって努力していれば、
必ず結果はついてくる・・・。

きっとそうですね、心がけましょう。。。

でも私、一つ見つけました!
この方の特別な能力。

それは、自然体。

肩に力が入っていなくて、温かい雰囲気。
それでいて関西弁を優しく使われる感じ。

これは人間性なのか、、、
営業のスタイルというべきなのか、、、

この方の最大の武器かもしれません。

面談が終わって、私はなんだか「ほんわか」した気持ちになっていました。

~2007.2.21~ いいことばかりじゃない

今週は週明けの朝一番から、嫌な電話があった・・・。

気持ちはとてもよくわかる。
早く決めたいのに決まらないと、我々の力を疑うという事もあるだろう。

本命の会社に内定が出ないのは、全て私のせい?

そう言われているとわかった。

内定が出て嬉しいという醍醐味の反対に、
結果につながらなかった人からのこういう言葉は、逆に心に突き刺さる。

明らかに、
「私が信用できない。」
という気持ちの現れであろう。

冷静になるのには若干時間がかかる。
しかし、今日もまた、多数の方からの紹介依頼が届いている。
一件一件、気持ちを切り替えて、丁寧な仕事をしよう、、、とあらためてデスクに向かう。。。

人が好きでないと、できない仕事だ。

今日は人事のお仕事です。
ハローワーク高山が開催のイベントに出席です。

会場 高山文化会館
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今日の催事案内
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対象は、正社員、アルバイト・パート、障碍者採用など、
飛騨地区の幅広い業者さん約50社が参加しました。

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何名かの方と面談をさせて頂き、改めて面接をすることになりました。

こちらが今回のブースです。
画像

せっかく興味をもっていただいても、説明が不足しては意味がないし、
入社後にミスマッチということがあってはいけませんので、
しっかり、じっくり、心をこめてお話しさせて頂きました。
1人でも多く、採用につながるといいのですが・・・。
(高山の求人倍率は全国でも高い為、なかなか難しいのです。)

転職で悩んでいる方、とても多いのだなと、今日も改めて感じました。
入社前も入社後も、活動中の方も、それぞれの問題を抱えていらっしゃいます。
人事として、人として、少しでもサポートできればと思っています。
まあ、エゴかもしれませんが・・・笑。

~2007.1.29~ 自分の限界

さて、突然ですが、
皆さん、自分の限界っていうものに出会ったことがありますか?

集中力の限界、体力の限界、キャパの限界などなど、
仕事で必要な何らかの能力における限界です。

先日TVで野村監督が、
「自分の限界を知ってからこそが、本当のスタートだ。」
と言っていて、そうだなあ、とつくづく感じました。

集中力そのものも、一日での集中力、長期的に見た集中力がありますし、
体力では、どこまでやると倒れるのか、
というぎりぎりを把握しておくと、いざというときの踏ん張りどころがわかる。
そして、キャパオーバーでプッツリいく感覚も、気をつけているとわかるようになります。

面白いものです。

自分をコントロールする、という事は、仕事において大切なキーワード。
自分を知る、というのは、
自分の限界を知る、という事であり、
自分の能力レベルを知ることでもあり、
ビジネスの基本なんだと、改めて考えたのでした。

~2006.12.16~ 時にはこんな話も・・・

転職の成功談は、当ブログを含め、どちらでも華々しくPRされていらっしゃると思いますが、
全てのアドバイザーに共通して、いつも喜びの声だけではありません。

入社後、思っていた会社と違った、
スタッフと考え方が合わない、
話が違った、
と、様々な状況から、転職に失敗した、
と感じる方も時々はいらっしゃいます。
まれですが、絶対に無いとは言い切れません。

結婚するときは、運命の人と思っていても、
価値観が違った、と離婚されてしまうのに似ています。

悲しいかな、私達がご紹介する際には、情報をかなり収集してのご提案ですが、
それでも、想定外のことが起こってしまう場合もある。

そんな時、最後まで見届けるのが私達の仕事です。

ですから、いつも求職者の皆様にはお願いしています。

何かあったら、フォローいたします。
何かあったら、ご連絡ください・・・と。

ゴールは入社ではなく、それから先。

ご入社後、企業さんにうかがって、
お元気でいらっしゃるかどうか、いつも聞いています。

そして、ご活躍されている姿を本当に見られた時、仕事の達成感がようやく生まれるのです。

~2006.10.6~ メールの悲劇

先日見たテレビで、やっと探し続けていた人を見つけました。

といっても、別に王子様の類ではなく。。。

理想の女性。

オンナも35をすぎると、会社には同世代は究極に減り、
いつのまにか、孤独感を味わうようになってしまう。
あわせようと思って、趣味や情報やトレンド、と近づく努力をしても、
簡単にゾェネレーションギャップではね返されてしまう。

そう、悲しいことだが、若い人と同じではいられない。
とくに女性は精神年齢的にも高いし、難しい。
無理してあわせるになってしまう。

だから、私はもっと、自分の生き方にこだわってみたいと思い、
自分の歳相応を心がけているここ最近。

しかし・・・。

自分がお手本とできるような人生の先輩が、まわりになかなかいなくて、
本当に本当に困っていました。

そんなある日、テレビを見ていて、私が探し求めていた理想の女性を、
遂に見つけたんです。

とても嬉しくて、いつも相談にのってもらっているTさんのところに、
メールをしました。

-----------------------------------------------------

Tさんへ

私にとても境遇が似ている人をテレビで見ました。

若い頃、誰よりも努力して努力して頑張って、
なのに結果が全く出ずに苦しんでばかりいた人。(私と一緒です。)

その間、諦めずに、頑張り続けて、40歳くらいでついに、仕事としての大成功と、
最近では人生の伴侶も見つけ、今は  ~中略~

そう、ようやく、見つけたんですよ、Tさん。私の理想の女性像!

この人です。
http:/*******************************

この頁のトップでにっこり笑っている女性。
これこそが、私の目指す女性です。

-----------------------------------------------------

私は嬉しくて、感動を伝えたかったので、熱心にメールに詳細を書いて伝えたのです。

ところが!

なぜかTさんからかえってきたメールは、ちょっと反応が薄い。

あれれ?

と思うと、なんと、~中略~の部分の肝心なところが、こんなことに。 

-----------------------------------------------------

今は・u梭C發・Δ蕕笋犢・擦平諭・・鹿粡・梹粢柾、鈞齔纂・蝟償コ粡・
とても偶然的なものです。
たまたまTVで、好きな役者の船越英一郎さんが出ているソロモン流のCMをやっていて、
それで気にして、すごーく興味が沸いて、それで見たんです。わざわざ。笑

でも、見たら、衝撃的でした。
バツ2で、お金にも苦労して、死ぬ思いで働いてきたと。
今のご主人と出会い、結婚してすぐに、重い病気にもなって、
で、三度目の離婚まで決意していたのですが、そのご主人の支えもあり、
w)ヲ村・蝟償コ粡・なんて、苦労ばかりの人生。

----------------------------------------------------

えええっ。
も、文字化け~?

Tさんのメッセージは、

>途中、文字化けしていて、よく、分からない部分もありますが・・・
>詳しいことは次回

あのですね。
とても肝心なことが抜けてるんです。
私が伝えたかった文字化けの部分、もとのメッセージはこう!

-------------------------------------------------


私にとても境遇が似ている人をテレビで見ました。
若い頃、誰よりも努力して努力して頑張って、
なのに結果が全く出ずに苦しんでばかりいた人。(私と一緒です。)

その間、諦めずに、頑張り続けて、40歳くらいでついに、仕事としての大成功と、
最近では人生の伴侶も見つけ、今は誰もがうらやむ幸せな人。

とても偶然的なものです。
たまたまTVで、好きな役者の船越英一郎さんが出ているソロモン流のCMをやっていて、
それですごーく興味が沸いて、それで見たんです。わざわざ。笑

でも、見たら、衝撃的でした。
バツ2で、お金にも苦労して、死ぬ思いで働いてきたと。
今のご主人と出会い、結婚してすぐに、重い病気にもなって、
で、三度目の離婚まで決意していたのですが、
そのご主人の支えもあり、奇跡的に克服したのだそうです。
なんて、苦労ばかりの人生。

それから、仕事の強い信念にも心を打たれました。

そう、ようやく、見つけたんですよ、Tさん。
私の理想の女性像!

この人です。
http:/************************

この頁のトップでにっこり笑っている女性。
これこそが、私の目指す女性です。
まさに理想の姿を、見せてもらえたんです。

整理しないで書いてごめんなさい。
でも、この感動を伝えたかったのです。
それでは。

----------------------------------------------------


メールとはこわいものです。
文字化けで、伝えたい印象は全く伝わらなくなり、
そして、相手のコメントも表情が読めないから、
それにより、相手がどこまで理解してくれたか、
全くわからなかったりします。

幸いTさんは私の事をとても理解しようとしてくれて、
ホームページをチェックしてくれたり、と、
そうやって違う方法で私に一歩近づこうとしてくれました。

そのおかげで、何か伝わったのか、数日後、改めて、
「この理想の女性は芸能人でいうと、○○さんのような人なの?」
とメッセージがかえってきて、それはまた、嬉しかったのですが。

そう、これは、仕事の場でもおこりうること。

最近は、『メールで連絡ください。』という方も増えました。

しかし、メールばかりにたよっていてはいけません。
時に電話でコミュニケーションを図ったり、会って、顔を見たり、
時には手書きで手紙を送ってみるなんていうのも大切。

もちろん、メールはかかせない大切なツールです。
ビジネススピードがどんどん加速し、世の中が急激に進化するのも、
絶対にメールやインターネットの影響ですから。

改めて、ツールを使い分けてみる事をオススメします。

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すっかり秋らしくなりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は早速風邪をひいてしまいまして、必死で治す努力をしています。
(引く前に予防の努力をすべきでした。笑)

これから本格的に寒くなってまいります。体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。
さて、本日は以下の記事を・・・。


~2006.10.6~ コミュニケーション

よく、求人案件の中に、
「コミュニケーション能力のある人」
という表現がなされています。

コミュニケーションって一体なんでしょうか。

よく、
『自分はコミュニケーション能力には自信あります。』
といわれる方や、
推薦するカウンセラーが
『コミュニケーション能力の高い方です。』
と伝えている方なのに、企業からのお見送りての理由に、予想もしない回答が届くことがあります。

一次面接の結果、お見送りとさせていただきます。
理由は、コミュニケーション能力が不足と感じた為です。

そう、この理由がわかるまでに随分かかりました。
そして見つけました。

実はこれ、企業によって定義がとても違うのです。

私が思うに、大きく二つに分かれます。

まず一つ目は、
■ 的確に物事を伝える能力。

コミュニケーションとは、誤解の無いように、的確にスピーディーに、伝える能力だという企業。

もう一つは、
■ 不器用でも一生懸命、伝えようとする姿勢と、
  チームにおいて、円滑に事が運ぶように気遣える能力。

コミュニケーションとは言葉だけではなく、チームの業務がいかに円滑に進むかを重視するという企業。

たしかに、どちらもコミュニケーションですよね。

両方できる方はもちろん完璧。
でも片方しかできない方もいらっしゃいますよね。

でも、企業さんによって、求めるコミュニケーションの意図が違う、という事を理解していないと、
先ほどのようなコメントを頂戴してしまうことになる。

カウンセラーは、そのあたりもしっかりと把握しながら、
コミュニケーション能力、という言葉を使わなければ。

そして、ここで明確で適切な表現で、いかに求職者の方をプッシュできるか、、、
これは、カウンセラー自体の、前者の方のコミュニケーション能力が試される
大きなポイントでもあるのです。

~2006.9.30~ 私の運命

さて、先日の多忙さに加え、今日は月末。
引き続き、忙しさに追われた。

忙しい の 忙 の字は、
心を亡くすと書く。。。

忙しいと言うのがいけないとは思わないけれど、
心を見失わないように、
しっかりと地に足をつけてがんばらないといけない、、、
改めて感じました。

私は余裕がなくなっていたようです。

しかし、この多忙が起こる原因として
自分自身、新しい分野や、さらにレベルアップを考えて、
今まで避けてきた課題にも取り組むようになったことがあげられます。
そして、そのおかげで一つ、新しい発見をしました。

それは、私の運命というものについて。

20歳になるまで、完全に籠の鳥として育った私は、世間を全くわかっていなかった。
でも、そのかわりに、人と比べて華やかな人生。

20歳以降も、そこそこ恵まれた環境の中にいました。
ブライダルコンサルタントの時代です。

あえてそこにピリオドを打ったのは、
「これではいけない」
という自分の強い思いがあったから。

そうして、ゼロに戻って、甘えたじぶんを断ち切りたくて、迷った20代後半でした。
時には自暴自棄になり、
人には話したくない程にクサってしまった時もあったし、
家族も敵にまわしてしまった時代は、とても孤独でした。

そうやって自分の人生を、自分でプロデュースし直して、今の基盤を築いてきたのです。

その後、すったもんだありながら、今日まできましたが、
私には、ブライダルの仕事の時代も、キャリアアドバイザーになってからも今ひとつ、
チャンスに恵まれない、という欠点がありました。

巡り合わせ、歯車がうまくかみ合わないのです。

もがいても、もがいても、なんともならず。
自分に金運がないかも、と感じる事もしばしば。

でも、気づきました。

今はまだその時ではないのです。それが運命。

よくよく考えると、私の人生、この10年は、
-激動ー
という言葉がふさわしいかもしれません。

そして、この10年で、私は必要なものを順番に身につけて来ている事も感じずにはいられません。

「このままではいけないと思い迷い、そして決心した27歳」
「何もかもなくなった28歳」
「生まれ変わった29歳」
「人生に希望を持った30歳」
「がむしゃらに生きた31歳」
「人を信じられるようになった32歳」
「面白いほど楽しかった33歳」
「逆に精神力で頑張った34歳」
「自分を信じられるようになった35歳」
「本当の成長をしなければならない今、36歳」

常に、私の中で大きな変化があった。

そして、足りないものを一つずつ、手にしてきた。

そうして、自分の真の意味での成長を遂げた時、おそらく次にやってくるのが、
私の歯車がかみ合う時期なのではないかしら。

金運のある人は、仕事をしても、宝くじを買っても、道を歩いているだけでも、
お金が入ってくる。
信じられないような話だけれど、私は現実にそういう人達を沢山見てきた。

備わっている人には、きちんと備わっている。

だから、今、どれだけ私が、もっと金運をよくしようと画策しても、おそらく無理。
備わっていないからです。

自分はまだ成長過程なんです。

この一年、自分自身の土台を改めて構築する時期に来たのだと思います。
忙しさの中で見つけなければならない『何か』がきっとあるのだと思います。

私の運命を握るその『何か』探し。
またまた新しい課題で、想像がつきません。

でも、その『何か』を見つけた時、
自分の歯車が順調にかみ合って回りだすかもしれないという予感・・・。

基本はポジティブな私。
自分の花が2-3年後に開くと信じきっています。

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