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久々の投稿、今日はちょっと眺めです。

子育ては大変ですよね…。

お母さんたちの悩みを聞いていると、
「子供がいうことを聞かない。」
「反抗する。」
「やることをやらない。」

といった、子供さんの悩みがとても多い。

対処の仕方がわからず、
怒鳴ったり叱ってしまう、叩いてしまう、
無視してしまう 等々、
NGな行動に出てしまう人も多い
ようです。

お互いに、ぶつけ合うことができればまだしも、
「私はなんてダメな母親なんだろう」と、
自分の殻にこもってしまうことも。

結果は、ストレスによる病気やメンタル問題、
家庭崩壊
など、
マイナスがマイナスを呼び、手が付けられなくなっていきます。

なんとかしなくちゃ。
でも、当事者としてはどうしていいか、わからない。

というわけで、今日は考え方のヒントを・・・
参考になさって下さいね。

●子供は子供。やはり大人がかわるべき。

子供はまだ修行の初期段階
だから、変われといって変われるようなものではない。
そこは訓練をしてきた大人が変わるべきです。

・・・いつか来た道。

その子もまたいつか、大人になります。

●子供社会、大人社会

大人には生きて行く上で、
家庭から会社や近所といった組織が多々あり、
それぞれの場で、問題があり、ストレスが発生し大変・・・。

でも、それは実は子供さんも一緒。

先日私が姪っ子に、
「会社でこんなことがあって疲れたよ。早く帰って楽になりたいな。」
と言うと、こんな風に返してきました。
「私も!学校の後、塾に寄ってから帰って、
ママに宿題しろって言われて。私だってテレビくらいみたいのに。
友達から遅れてしまうよ。こんなんなら、早く大人になりたいよ。」

驚いたのは、認識のギャップ。
私達からしたら、責任も何もなくて、
社会から守られている子供は【楽】と思いがちですが、
子供にとっては
【大人の方が楽】だという見解
なんです。

子供にも子供の社会があります。
公園、幼稚園、学校、塾・・・様々なところで、色んな立場に置かれます。
友達にいじめられる、喧嘩をする、教育を受けて知らない事を学び、
身に着ける。
一生懸命生きていて、当たり前の事を当たり前にできるようになる為に必死。
複数の塾に通って、多忙だし。

対処するのが精いっぱいで、
テンパると泣いてしまったり、癇癪を起したりするのも、
できないイライラや、情けなさ、不安などが入り混じった
子供の正直な感情だったりするわけです。

大人と何も変わらない。

子供は子供で、ストレス社会に生きている。
少しだけそれを、理解してあげられたら?

●NGワード

ついつい言ってしまう言葉です。
でも絶対につかわないでほしい言葉です。

「どうしてそうなの?」「なんでできないの?」
理由がわかれば、出来てますって。笑

「勝手にしなさい。」「好きにしなさい」
子供は、見捨てられたと感じてしまう。
さらにいうと、そういわれたから勝手にやって失敗したら、
「どうして失敗するの?」「何やってんの。」
などと責められたりして。

「〇〇ちゃんはできた。」「〇〇ちゃんに負けるな。」
自分だって、友達に負けて悔しかった。
比較されてできていない自分。本人はわかっています。

「やりなさい」「やめなさい」「それにしなさい」
「それはだめ」

命令。
自分の思う通りに育てるのではなく、子供の気持ちも考えてあげて。
「ママはこれがいいと思うけど、あなたはどう思う?」
「私はこっちのほうが好きだな。」
「そう、じゃあ、それにしてもいいけど、こっちだとこれが使えるよ。」
これならどうでしょうか?

「失敗する」「無理。」
決めつけ その1.
「それがこの子の為。恥をかかなくて済む。」
などという考えの方もいらっしゃるようです。
子供さんの事を考えて、という思いはわかります。
でも、子供は失敗したっていいと思いませんか?
チャレンジを繰り返すうちに、
どの程度ならうまくやれるのか、
失敗する原因は何なのか、といった
自分の力量が理解できるようになります。


「あなたがやったんでしょ」「できなかったのね。」
「言い訳するな。」

決めつけ その2.
話を聞かずに結論づける。
下手すると犯人はお前だと、
暗に言っているようにも聞こえるような言葉。
幼い子供のやること、何故そういった行動に出たか、
どんな経緯でそうなったか、まずは理解してあげるところから。
場合によっては、間違っていないこともあるんです。
そんな時は叱らないでくださいね。
そして、それから
「言い訳をしてはいけないよ。」
「やったなら、ちゃんと謝らなければいけないよ。」
「どうしたらできるようになるかな?」

と、やさしく諭すのが正解。
一緒に誤ってあげる、のも良いでしょう。
それでもいう事を聞かない時に、叱るのです。

「どうせ」「で?」「だから?」
無関心やひねくれた、悲観的な考え方。
子供さんにむけた言葉かもしれませんが、
この言葉を発する人は、自分の口癖としてそれを持っています。
だから子供さんにも、平気で言えてしまうのです。
「どうせ私にはできない。」放棄、無責任
「で?」「だから?」腹の中の感情 何が言いたいんだよ。

あなたは自分自身にその言葉を投げかけているんです。


●基本的にはコミュニーション不足
子供さんとのすれ違いは、ほとんどがコミュニケーション不足。
子供さんの為とあれやこれやと手をつくすのに、
子供さんの気持ちには無頓着。
環境だけ整えたって、
子供さんはどうしていいか、おそらくわかりません。
自分をわかってほしい、自分の想いを伝えたいという子供さんに対し、
考えを一方的に押し付けて、
お互いに「どうしてわかってもらえないんだろう」
という気持ちになります。
とにかく、丁寧な対応を心がけましょう。

●増える毒親
お互いに程よい距離感が必要です。
親離れ、子離れはさみしいかもしれませんが、
子供さんが離れていくのは成長の証です。
ある程度の基準に達したら、
気持ちを切り替えられるようにしていかなければなりません。
親御さんが手取り足取り、
失敗しないように、場合によっては大成功のお膳立て。
何かあれば、本人の気持ちさえお構いなしで
クレーマーにもモンペアにもなれる。、
【なんでもやってあげる】のが当たり前になっていませんか?
それでは、子供さんは大人になっても何もできない子になってしまいます!
「自分でやらせてよ。」
と言われたら、失敗してもいいからやらせましょう。

そしてお母さんどころかお祖母さんまで、
一緒にやっちゃってません???
毒親、毒母、毒祖母という言葉が
今、世の中では当たり前に使われるようになりました。
ダメ、絶対。

最後に、お母さん(お父さん)、
うまく対応できないからといって、自分を責めないでください。
家族で成長していけばいいんですよ!
親御さんとして一生懸命な姿を見せることが大切なんです。
大人の姿をしっかりと子供心に焼き付けられたなら、
子育ては基本、成功なんです。