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皆さんは、お気に入りのペンをお使いですか?
今日はそんなお話しです。


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私は、文字を書くのが比較的好きな方だ。
子供の頃から書道も習っていたし、字は比較的綺麗な方だと思う。
だが、パソコンを使うようになって、やはり腕が落ちたと感じていた。

そんなある日、仕事で使っていたボールペンをデスクの引き出しから取り出すと、
部署の仲間から誕生日にもらったペンが錆びていた。

忙しさにかまけて手入れをしていなかった。
さらに、後で手入れしようと、デスクの中に入れてそのままにしていた。
その結果、錆びついたのだ。

あまり考えず、研磨剤で磨いてみると、錆びは取れたが、
元の金属がはがれてしまって、かえってみっともなくなり、
残念だが処分した。

やむを得ず、新しいボールペンを購入することにした。
そこそこ気に入れば、と思って文具店を見て歩くと、
まさに一目惚れの一本に出会った。
「運命の出会い」である。笑

書き心地を試してみると、書きやすい、持ちやすい。
重さなども気にならない。
さらには持ち運びもしやすいし、
回転収納式なので、ペンのインクでバッグが汚れるといった心配もしなくていい。
値段も1万円しない、お手頃価格。
色もいいし、錆びない素材だ。

何よりという色がいい。
私のステーショナリーに、最高の1本絵文字が加わったのだった。


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数年後、私は交流会で居酒屋にいた。
勿論、ボールペンはいつも鞄の中に連れて歩いていた。
ところが・・・だ。
帰りのタクシーの中で気づいた。

「ボールペンがない」

慌てて居酒屋に連絡したが、席にはなかったという。
後日、再度、掃除の際にでも出てきていないか確認をしたが、
やはり答えはNOだった。
念の為、タクシー会社にも問い合わせを入れたが、見つからなかった。

数年間連れ添った相棒はいなくなってしまった。

一応、仕事にはボールペンが必要なので、
同じものを探したが、新シリーズはあるものの、
お気に入りの同型は見つからなかった。
妥協するのは嫌だったので、
全く違うブランドの、全く違うデザインのものを購入し、使うことにしたのだった。


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数年後、仕事を変わり、
「書く」という内容が以前と変わってきた。
そして、文書により、使うペンを変えるほど、ペンに拘るようになった。
ヒアリングや会議記録といったものはサラサラ書けるペンがいい。
たまたま父から譲り受けた、シンプル定番のボールペンはとても書きやすく、
そういう場面で使用することが多くなった。
また、顧客に対して複写式の書類などを作成する場合には、
固い細目のペンで筆圧に拘った。
契約書などの署名には、失くしたボールペンの後釜に収まった少し重いもの。
使い捨てボールペンも、0.5ミリと0.7ミリ、1.0ミリの使い分け
で、
書くという事がとても楽しくなった。

ある日、父から譲り受けたペンに絵文字ができていることに気付いた。
そこで、このペンを修理しようと思ったのだが、
メーカーのサイトなどを見ても、金具などの修理は宣伝しているが、
表装の修理はどこにも記載がなかった。
もしかして、問い合わせればやってくれるのかもしれないが、
むしろネットで調べると「ボールペンを自分で塗装」という投稿が多々あった。

「そうか、自分で塗ればいいんだ。」

随分無謀だが、やってみようと思った。
しかし、簡単でなく、何日かけても思う感じにならない。

結果、傷そのものの修復ではなく、
全体をプラモデルやヘルメットなどのラッカーでカスタマイズすることにし、
それを普段使いすることにした。

玩具屋でラッカーを購入し、スプレーやハケで塗るだけ。
これは簡単だった。

その変わり、それに代わるペンを新しく購入しようと思い、
ネットを探し始めたとき、ふと”あの時失くしたボールペン”の事を思い出した。

「あれ、書き心地良かったし、もう一度使ってみたいな。」

そう思ってネットで調べてみたものの、既にあれから10年が経過していて・・・。
もう同型同色のペンは見つからなかった。
当然といえば当然。
ただ違う色はあるのにな、とさみしい気持ちになったのだった。


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10日ほどすぎた夜の事。
私は手帳のリフィルを買いに、行きつけの書店を訪れた。
月に何度かは足を運ぶその店は、
本だけでなくステーショナリーを広く扱っている店。
リフィルもぴったりなものが手に入る。

リフィルを手にし、別フロアに移動した際のこと。

ふと、高級文具の鍵付きショーケースに目をやると・・・。

見覚えのあるデザインのボールペンが、丁度目の高さに飾られている。

近寄ってみた。




絵文字





信じられない。

あの時失くした一目ぼれボールペン。

同型同色のそれが、





目の前にいた!





その時の私の鼻息の荒さといったら。笑
すぐにレジに走っていき、
そのペンを出してもらった。

手に取ったペンはまぎれもない、あのペンだった。

10年ぶりの再会。
すぐさま購入。
嬉しすぎて、ちょっと浮かれてしまったが、
こんなに好きなんだから、いいよね絵文字

なんでこれほど探しても見つからなかったのに、こんな近場にあったのか。
それは…??


住んでいる街が田舎だから。(多分)絵文字


ステーショナリーにこだわる人は全国区と比べると、かなり少ない。
だから、きっとまだあったのだと思う。
店主さんも、
イベントをしたり、様々な掘り出しアイテムを探して販売されるぐらいだし、
恐らく、そのシリーズが出てきた際に一気に仕入れて、
何年もかけてじっくり売るスタンスだったと思われる。

そのおかげで、本当に感動の再会となったわけで。



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余談ではあるが、
翌日、へべれけ状態の旦那さんが、
このボールペンを目の前で分解し始めた時は、青ざめた・・・。絵文字


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まあ、そんなこんなで、これを機に私はボールペンのコレクターとなった。
そして、使い終わったら丁寧にメンテナンスをして片づけるのが日課になった。

磨いて、眺めて、片付ける。
最高!!!


大切な相棒さん、末永く、よろしくね…。


緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置、
ここからまだ暫くは、大変な日々が続きますが、
皆さん、負けないでいきましょう!

さて高山市では、プレミアム付き商品券第二弾と同時期に、
いわゆる家賃支援である商業機能持続化補助金も実施されています。

この補助金制度、第一弾は国の家賃支援給付金と同時期に行われましたが、
手続きがしやすくて、比較的早くに入金がされました。

今回は「市内の自己所有の店舗等敷地」の賃借料、
「市内の自己所有の店舗等のための倉庫や駐車場」の賃借料
も追加され、
今までよりも対象が広がりました。

第一弾同様、手続きはシンプルでわかりやすく、
尚且つしっかりしていました。
データもきちんと管理されているようで、手続きは、今回もやりやすかったです。

もうそろそろ、こういった支援金・補助金の制度も
順次終了となるかとは思いますが、
こうした補助金を頂けたことは、とてもありがたかったです。

この街は、税金もしっかりとられている方だと思いますが、
こういった形で還元してもらえたことで、
改めて納税の大切さも感じたのでした・・・。

高山市では、昨年実施されたプレミアム商品券の第二弾がスタートしています。
対象額は前回より少し減ではありますが、前回も評判がとても良い補助でした。

きちんと期限までに郵送で申し込み用紙が届き、
使える企業のリストも同封されていました。

業者にも告知ポスターが用意されましたが、
岐阜県では、緊急事態宣言が2月末までと延長となった為、開始時期が遅れました。
すると、日にちの修正のシールまで送られてきました。

また、第一弾の際の申込内容がきちんと管理されており、
前回参画した企業の手続きはとても簡単でした。

丁寧ですよね…。

あとは利用する側として、市民の皆さん(私も含め)、
指定された施設で、チケットを購入…という流れです。

プレミアムチケットは5月末まで利用できます。

こういった取り組みは、各地域で積極的に行われています。
一部の人や業者だけでなく、皆が潤う工夫が求められていますので、
それぞれの自治体で。それぞれの工夫をして、
独自でやっていただけているようです。
政府にも、こういった広く丁寧なサポートを望みます。