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~2007.8.18~ ひとりよがりの職種選び、実は紹介会社にも問題あり

どうしても ○○○○ になりたい!

こんな強いお気持ちでエントリーを頂いた方には、是非お会いしてみたいと思いますよね。
でも、御話ししてみて ??? みたいな事、あるんです。

なぜその職種になりたいと思ったのかが全くわからないといったケース。
ちょっと例をあげながら、考えてみましょう。

通常のパターン
★例えば、エンジニアだったけど、営業になりたい。
Aさんの場合。

社会人になって3年。
まわりはみんな、営業には向かないと思っていたのに、本人はとても営業をやりたがる。
実はそれは新卒時代からずっと・・・。適性を受けてみると営業が向いている、と出た。

若いうちに軌道修正しようと、転職を決意。

これは、科学的な根拠や年齢から、ナットクの転職理由です。

★アパレルから、ITへ。
Bさんの場合。

20代後半のアパレル販売員の方。
どうしてもグラフィックデザイナーになりたい・・・とおっしゃってご来社。

独自でそういった学校に行き、資格を取得されたばかりでした。

昔から、デザインや絵が好きで、これを仕事にしたかった。
アパレル業界にいたのも、そういったクリエイティブな業界にいたかったから。
そして、年齢的にスキルチェンジのチャンスが今しかないから、という事で、
思い切った。

これらはとても納得のいく、職種選びです。

もしくは、こんな場合も・・・。
★経理の仕事をするうちに、自然と次の仕事のイメージが見えてきたC氏。

経理の仕事をするうちに、スキルアップが気になり、会計事務所へ転職。

クライアントの会計を担当しているうちに、
アドバイザリー的な役割を果たすようになり、
気付いたら、経営コンサルタントの道が開けていた。

この職種選びも納得がいけます。
しかし、こういった場合はどうでしょうか。

★システム会社のPMから、
Webデザイナーを目指しはじめたD氏

中堅システム開発の会社でプロジェクトマネージャーとして
年収500万円を得ていたD氏は、スキルチェンジを図りたい35歳。

プロジェクトマネージャーは大変な仕事だし、何とか違う職種へのチェンジをしたいと考えた。

これからは、Webの時代、と、独学でWebデザインを勉強し、
HTMLが手書きで描けるまでになりました。

そこで、スキルチェンジを図る為、Webデザイナーへチャレンジ。
しかし、なかなか事は順調に運びません。
未経験職種に30代でのチャレンジはやはり厳しいものです。

さらに、年収も即戦力として、そこそこもらっているわけなので、
未経験職種となると、新卒と変わらない程度しかもらえない場合もある。
それでも覚悟して、そこに邁進できれば構いませんが・・・。

まず大抵の方はそこまでの覚悟はありません。
そして、曖昧に活動して、気付くと、活動が長期化している。

疑問を感じる場合の大抵は、
これからの時代は、とか、ピンと来た、という事だけで、
その職が天職と思い込んでしまうのです。
今まで経験したスキルをいとも簡単に捨て去ってしまって・・・。

でも、積んできたスキルは簡単に捨てても、年収やポジション、地位は捨てられません。

これでは、良い話になる事は、まずあり得ません。

私はこういった方には、スキルチェンジで負う可能性のあるリスクについて、
覚悟をしているのかどうか確認させて頂きます。
そして、できれば今のスキルを活かしながらの方法がないのかを
一度御提案させていただく事にしています。

でも、なぜこんな無謀な答えを最初から用意して、求職者の方は来社されるのでしょうか。

求職者の皆さんに言わせると、
エージェントに行くと、
「だって、何をやりたいか聞かれるから。」
というのが本音です。

決まっていないといえば、
「じゃ、決まったらその時改めてきてください。」
しか、言われないのだそうです。

そうなったら、
「○○がやりたい。」
と言わざるを得ないんですよね。。。
自分で、職種を決め付けるしかないんです。

求職者の方にこういった回答を出させてしまうカウンセラーの質には、
はっきり言って問題ありです。

キャリアアドバイザーは、
「何をやりたいか」
だけではなく、
「何をやると、今後ステップアップが図れるか。」
「どういった会社に行けば、将来的に、希望の仕事や環境に近づくことができるか。」
「どうすれば、この方が高く評価されるのか。」
といった視点からも、アドバイスをするべきです。
実現可能でない、という場合だってあるのです。

なぜこの職種なのか、リスクを負う覚悟ができているのかで、
紹介させていただく案件が変わってくるという事をしっかり認識して頂きたいものです。

アドバイザーの質の向上が、ひとりよがりの職種選びを正しい職種選びへと
導く事ができる重要な意味を持っていると考えます。

もちろん、ご縁もありますし、
ベテラン採用の場合は、ちょっと別ですけれど・・・。


~2007.5.31~ あなたが仕事をする意味は?

先日、コーチングの講師をやっている方から、
「あなたはナゼ働くのですか?目的は何ですか?」
と聞かれました。

うーーーん。

昔は、自己実現の為と言っていました。

今も大きくそれは変わっていないのですが、
それに加えて最近は、もう少しシンプルな考えもまた、生まれてきました。

働くのは、そこにやりたい仕事があるから。
その仕事を誇りに思える自分がいるから。

でも、時々違う目的を考える事がある。

ライバルに勝ちたい、
もっと豊かな暮らしをしたい、
家族を幸せにしたい、
若いうちに頑張って、歳をとったら海外に移住したい、
などなど、色んな事を考えるものだ。

でも、どの目的もそれぞれ、良いことなのです。

その目的により、人は成長をします。

ただ勝ちたい、という思いから、
今まで一生懸命仕事をしなかった人が、人が変わったように仕事をするようになれば、
それは凄い成長だと思います。

あなたの働く目的は何でしょうか。

転職と向き合うとき、
この質問を一度自分自身にしてみてください。

2019年 はじまる!!

2019年01月03日
あけましておめでとうございます。

年末年始、皆さんはどんな風に過ごされたのでしょうか。
我が家は正直、ここ数年、「親孝行の為のお正月」という感じです。

家族団らんで美味しいものでも食べて、可能ならばどこかへ出かけて。

しかし、できれば少しでいいので、
自分で静かに物事を考えたりできる時間が欲しいですね。
特に年始に目標を決めて、一年間の計画を立てておいた方が、後々動きやすいものです。

今年はどんな年にしたいですか。

「〇〇〇〇の年」

というテーマを考えてみてください。

こんなことをしたいから「〇〇〇〇な年」・・・という感じでもいいと思います。
目標があるのと無いのでは、一年間の過ごし方が全く違いますよ。

私は「様々なことを追求して、自分の力にする年」にしたいと考えています。

2019年、皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
今年もどうかよろしくお願い致します。