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~2009.1.08~ サラリーマンの運命

転職の理由で時々きく言葉。
「目指す方向性が違ってきた。」

なるほど、と感じる一つである。

人というのは、時間の経過とともに、苦労した時代を忘れる。
たとえ、仲間で頑張ってきて、
その中で自分が貢献したとしても・・・。
お互いに、だ。

忘却とは恐ろしいもの。
自分の貢献など、周囲は忘れてしまうものなのだ。
しかしこれが、悲しいかな、サラリーマンの運命であろう。

嫌なら起業せよ。。。という事でもある。

でも仕方ないからといって、
組織内にいる為に
全て譲って、自分を安売りするのもいけない。
(お金の意味ではない。)

魂まで渡してはいけないという事だ。
自分の価値は高いんだと信じて、
自分で前に進まなければならない。

それがまた、サラリーマンである。

自分が成長する事で、
古巣から旅立たなければならない事は、おおいにある事なのだ。

※バンドの解散などがわかりやすいかな?
よく音楽性の違いで解散というのがあります。

そういった思いで、転職をスタートさせる人は、
まさに自らをよく知っている、
そして、会社に依存しないハングリーな精神を持った
「サラリーマン」と言えるわけだ。。。

今日もまた、求職者の方から多くを学ばせて頂いている。


~2009.1.11~ 繁盛の鉄則

「繁盛している組織を見極める方法はないか」

と、よく聞かれる。
データはもちろん、判断基準となる。
それと、よく現場の人に会ってみるといいと勧めている。
その組織の人間が、どんな感覚で仕事ができているかわかるから、という事なのだが、
その組織がうまくいっているかいないかは、
働く人の顔を診ていればわかるもの。
仲間うちで組織の面白い人の話や、楽しく上司の話ができる、とか、
部下を誇らしげに話してくれる部長さんがいる組織などは、
相当うまく行っている組織と思っていい。
それについて、少しお話しようと思う。

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繁盛している組織には必ず法則がある。

それは、キーマンの存在。

その人の存在があるだけで、
組織の雰囲気が良くなり、
波はあったとしても、確実に成長へと導かれる。

「あの人のようになりたい」と言い、育つ若手社員、
クライアントは
「あの人に担当してもらえるなら、あの方の組織なら。」
といった具合で、仕事の受注もきちんと入ってくる。

チームは、辛い時には結束し、
また、そのキーマンが苦しんでいる時には
「何かできないか」と自主的に考えて、
個人が組織が成長し、会社に貢献する。

これが繁盛する組織の法則である。

いないだろうか、
「この人がいたおかげで、こんなに○○になった。」
「あの人がいなくなって、
めっきりみんなの士気が下がってしまった。」
もしくは、
「あの人がいるところ、いつも全盛期」
という話を聞いた事があるとか・・・。

キーマンは必ず存在する。
が、その存在感は、成績だけではないから、
数字しか見ていないと気づかないかもしれない。

ただ、後から数年を振り返ると、
そのキーマンが活躍しているときの成長の加減は、
多分、その組織で最大級のものであろう。

早いうちにこのキーマンの存在に気づき、
大切にしていくことが、組織成長の鉄則である。
2-3名ではわからないだろうが、
5名以上になれば、ほぼ見えてくる。
組織を任されたマネージャーは
一度自分のチームを振り返ってみるといい。

そのキーマンと組織トップとの信頼関係が強いほど、組織はうまくいく。
大切なことである。
キーマンとトップがタッグを組む事で
より強固で、明確な方向性をしめす事ができるはずである。

こんな例もある。
夫婦で始めたお店。
最初は小さかったけど、
「うちの母ちゃんは商売の神様」とベタボレのご主人。
無意識かもしれないが、社長であるご主人が、
奥さんというブレーンを大切にし、
夫婦円満の、繁盛店が生まれたりするという話。
ご主人が
「母ちゃん、母ちゃん」
と言っているうちは、絶対にうまく行く。

いずれにしても繁盛にはキーマンやブレーンという存在が
物凄く大きいのである。

自分ひとりで大きくできるビジネスなど、
絶対にないのだ。