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キャリアデザイナーのカウンセリング日記 より / 私も転職組。

~2007.10.10~ 私も転職組。

プロフィールにも書きましたが、私は転職組です。

30歳で人材紹介に入ったのですが、
その前、20代後半で入社した会社は、同じ人材でも「人材派遣会社」でした。

今日は、その時代から、人材紹介へ転職に至るまでの御話しを致しましょう。

それまでの私の経験は、アパレル関係の仕事。
ついては、アパレルに強い人材ビジネスもいいな・・・と感じ、
アパレル専門のとある派遣会社に入社しました。

希望した職種は、派遣コーディネイター。

しかし、採用された際、
「まずは派遣される人の身になって物事が考えられるように、
入社から3ヶ月は派遣の現場で頑張ってほしい。」
と言われたのでした。
もちろん、おっしゃりたい事はよくわかりますので、私もそこは素直に了解し、
デパートのブランドショップに出向しました。
同ブランドの正社員の方と全く変わらないバリバリの売上を立てて、
実績から、ブランドの店長さんからも相談を受けたりしていました。

しかし、3ヶ月が過ぎようと、半年が過ぎようと、
会社は全く私を、本社勤務にする気がない様子。

1年後、私は直接、会社の専務に相談しました。

「いつになったら本社で、コーディネイターとして働けるのか。」

ところが、返ってきた答えは、
「まあ、いいじゃないか。別に本社の仕事でなくても。」

!!!

非常にがっかりしました。
それで、転職しようと考えたのです。
しかし、無責任に終わらせるのはどうかと、2年頑張りました。
(こんな思いをしていらっしゃる方も、たくさんいらっしゃるのでしょうね。
よく、入社前と後と話が違う、というのは聞きます・・・。)
採用されて、丁度2年が経過し、転職先も決まり、退職の旨を届け出ました。

すると・・・。

今度は、思いもしない程の引きとめが始まったのです。

最初にコーディネイターの人、次に専務、最後に社長。
専務には、喫茶店でコーヒーを飲みながら、「聞かなかった事にする。」と言われ、
社長からは、「やりたい仕事があるなら、システムの経験もあるようだし、
すぐにでも本社でポストを用意する。」
と言われたのでした。

しかし、本音はこの社長の言葉が、私の転職への決定打でした。

「すぐにでも」

そう、すぐにでも用意ができるであろうポストがあったのに、
それまで真剣に考えてもらえていなかった現実。
企業には、それぞれ事情があるとは思いますが、私は、この言葉で転職を決めたのです。

普通は引き止められると、嬉しいのかもしれません。
でも、アマノジャクな私は引き止められた事で、より不信感を抱いたのです。

そして、間もなく人材紹介デビューを果たし、今に至ります。
私のちょっとした転職エピソードです。。。