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教えてあげられる幸せ

スタッフが育たない、育てられない。

思い当たった方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

理由はシンプルなもの、教えてあげてないから。

しっかり理解できるように教えていなければ、教えたとは言えません。
もちろん、技術の部分は見ながら盗む、みたいなものもありますが、
基本や通常業務がこなせないスタッフについては、教育不足以外の何者でもありません。

経営者、部署の長、プロジェクトのリーダーや、店舗のマネジメント・・・
任せられているけれど、人に任せられせない!
実はそういう方、とても多いのです。

致し方ない場合もあります。
自分にしかできない仕事ってありますから。

でも、単純な仕事や雑務まで、
全て自分でこなす必要なんてありますか?
人には役割分担があります。

ルーティーンをオマカセしたならば、
その方にはルーティーンの業務は全てお任せしていいと思います。
毎月、資料をとりにくる。
「お渡しはこのようにお願いします。」
と、一度教えればいいのです。

でも、できないこともあるでしょう。
そうしたときに、できなかったと問題視をするのではなく、
何度でも教えてあげてください。

それが育てるということなんですよね。
「このあいだ教えたでしょ。もう、私がやった方が早いわよ!」
となってしまうと、育成はできません。
ましてや一度や二度教えただけで、できるようになると思っているとすれば、
マネジメントをする立場の人としては、
あまりにも物事がわかっていないとしか言いようがありません。

リーダーとスタッフには、明らかに意識の違いや責任感の違いがあります。
私は同じことを何度も聞かなくてもできる、ということが、
相手にとっては何度聞いてもわからない・・・ということがあるのです。


なのに教えるどころか、怒り出すリーダー、
逆に小言ばかり言われ続けて、どうしていいかわからなくなってしまうスタッフ、
結果としてスタッフは質問さえしなくなります。
ガミガミ言われるの、嫌ですからね!

忍耐強く、じっくりじっくり教えてあげることで、
人は育っていくのです。
間違いなく、100回も聞く人はいませんから。笑

丁寧に教えてくれた方に対して、
言われた方はその時、どう感じるかはわかりませんが、
最終的にそれは感謝へとつながります。
逆にできるようになったとき、お互いの信頼関係は強くなり、
それがチームワーク強化となり、
良い連鎖は売上やプロジェクトの成功へとつながるのです。

「教えてあげられる幸せ」
誰もついてきてくれない事を考えたら、感謝するのは上に立つ方です。
スタッフを育てられない人には、この感覚が欠如しているのかもしれません。