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キャリアデザイナーのカウンセリング日記 より / 人の命を守ったプロの仕事

~2009.1.17~ 人の命を守ったプロの仕事

朝、タイマーでテレビがついた。

衝撃的なニュースが耳に聞こえてきて、目が覚めた。

「アメリカで飛行機が川に墜落」

第一報はこんな感じだった。
しかし、すぐにニュースの内容は、乗客全員の無事を伝える。

「全員助かったんだ。ああ、良かったな。」
そう思った。

数時間後、ニュースの詳細がネットなどでも見られるようになると、
今回の不時着での全員の無事は、かなり奇跡的な例らしい。

何はともあれ、機長のお手柄と、世界が彼をたたえている。
冷静な判断、高度な技術、そして、何よりも、
乗客が全員非難したかを二度も機内を見回って確認した責任感。

全員無事の裏側には、こんな機長の行動があったわけだ。

最近、カウンセリングや日常業務の中で、自分も勿論含めて、
こういったスペシャリティの持ち主が意外にも少ない事を実感する。
プロの仕事をしている人が、世の中に、果たしてどれだけいるのだろうか。

特に、責任感。
技術やスキル、その場での立ち回りはうまくできても、
最後の最後まで、責任をまっとうできる人は多くない。
顧客を大切にし、的確なサービスを提供し、
そして、仲間や部下を守り、
それらがすべて融合した結果、
仕事の価値は最高レベルに達する。

あなたのまわりには、そんな事を意識しながら働いている人がいるだろうか。
一緒に仕事をするだけで、喜びを感じられる仲間がいるだろうか。

少しだけ、この機長の周りの人が羨ましく感じられた・・・。
まさにこのフライトメンバーは、この機長の元で働けた事を
誇りに思っている事だろう。

これぞプロの仕事なのだ。
プロの仕事とは、時にこういう感動を生む。
売上も大切だが、常に仕事の中に感動があるからこそ、
働くことは素晴らしいのである。

自分はまだまだだなあ。

もっともっと、プロに近づきたい・・・と、感じた一日だった。