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今日は20代の頃の話をしよう

「いまどきの若者は・・・」

昔も今も年配者が言い続けている言葉。
かくいう私も、あと2年で50歳だ。

若い世代のことが理解できずに、似たような感触を持つことだって当然にある。
でも、私はできるだけ若い子達の味方でいたいと思う。

いつか来た道だ。

若いうちは、散々悪さもしたし、
私自身も年配者から「まったく理解できない」と、
きっと思われていたに違いない。
だから、少しでも理解してあげたいと考える。

ただ、欲を言わせてもらえれば、
もっと貪欲になってほしい・・・かな。

若さがあるときしか、できないこと、得られないこと、沢山あるから。

今こそ私はある意味、守りの人生を過ごしているけれど、
若いころはそれこそ、無謀の塊だった。
学生時代も、クラスでは堅物と言われていたけれど、
夢中になれるものもあったし、とても充実していた。

20代になり、自力で生活をしていくことになってからは、
3日寝ずぐらい平気で働いたこともあるし、
逆に遊びすぎて、体力の限界まで眠らなかったこともある。
若い頃は心も繊細だから、一瞬一瞬がドラマのようだった。

悔いのないように言いたいことを言い、
食べたいものを半年間、毎日続けて食べたこともある。笑
悔しい時は闘った。
恋愛もしたし、失恋もしたし、友達と喧嘩もしたし、家族と絶縁したこともある。
泣いたし、笑ったし、怒ったし、迷ったし・・・。

だけど、そういうハチャメチャな人生でありながら、それを生き抜いて、今、
「若い頃は良かったな。」と感じられるのである。

貪欲に生きてよかったな・・・と。

20代の頃の私は、
「明日死んでも悔いがない」
と感じていた。
そのぐらいストレートに生きたつもり。

でも、そんな生き方をしてきたはずの私も、
気付けば「生」に欲が出てきてしまい
今は逆に、「死」は怖いと感じるのである。
歳をとったことで、自分の老いを知ることで、それは顕著になったと思う。
それが経験であり、歳をとっての味になるのも現実だけど。

だから、若い世代の人たちには、
どうかもっともっと貪欲に、自分の人生を生きてほしい。
いつか歳をとってしまうから、今を大切に生きてほしい。
いつもそう願っているのです。

私の勝手な思いだけど、伝われば嬉しい・・・。