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コンピュータウィルスのお話し

コンピュータウィルスの怖い経験をお持ちの方も多数いらっしゃることと思います。
かくいう私も、20年前に、
お得意様から送られてきた「重要」という書類を開いて、
えらい目にあったことがあります。

そこで、その後の対応がとても大切であることを学びました。

すぐにネットワークから外すことや、
やりとりしていた方々に危険を告知するなど、
信用を失う前に、誠実にスピーディーに動かなければなりません。

このときばかりは、最重要事項です。

社内で感染源がわからないこともあるでしょうが、
感染源はシステムの担当者さんからしっかり調査してもらい、
まずは「犯人捜し」よりも協力大切で問題を解決していきましょう。

実は、犯人捜しが主になってしまうことってとても多くて、
でも、一人で解決できる問題ではないんですね。
感染していない方は「我関せず」という無関心の場合もあって、
感染した方だけが孤立してしまい、問題の共有ができない。
これは再発などの可能性を広げてしまう、負のスパイラルです。
決して他人事と思わないでください。

そして、皆さんにぜひ気を付けて頂きたいのが、
大型連休明けなどのタイミングです。
連休明けに感染が増えるといいます。
なぜ危険といわれるかというと、
受信メールが通常より多くたまっていることで、
チェック時に無意識・作業的に危険なメールを開いてしまったり、
連休中に自宅作業をした人のPCやUSBにより
ウィルスが持ち込まれる危険性が高まるせいです。

先日、大手メーカーさんからランサムウェア感染の報告があり、
やはりお盆明けでした。

なんでも、社内の管理システムからWebまで全部アウトだそうで、
現在は電話とFAXでかろうじて業務が再スタートしはじめたところ。
警察にも、身代金を払うことを相談したそうですが「ダメ」と言われたらしいです。

しっかりしたシステムを作りこんでいらっしゃったにも関わらず、
残念なことに、一部のサービスはこれを機に終了されるそうです。
ビジネスにも大ダメージとなりました。

こういった危険を回避する方法としては、セキュリティシステムの導入は必要不可欠。
そして、最終的には使う人の慎重さや、システム関連の情報取扱の厳重さが大切です。
人の部分で、かなりのところまで防ぐことができます。

社内の運用ルールを守りながら、
とくに業務量が増えるタイミングでの「つい」を防ぐこと、こころがけて行きましょう。

私も毎年、個人情報取扱従事者資格を更新する為、
講習を受け、最新の情報を収集し、対策を行っています。
皆様に安心を・・・と思っております。