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キャリアデザイナーのカウンセリング日記 より / 父の教え

昨晩8月9日は、ごろ合わせで「厄落とし」ということで、飛騨高山では毎年、
手筒花火奉納が開催されます。
今年は台風の影響を心配していましたが、ルートも外れて、天候もよい中での開催となりました。

そんな中、私の父が喜寿奉納花火を打ち上げました。

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父は、30年近くこの手筒花火に参加しています。
今年は、喜寿ということで、大ステージでたった一人、大きな仕事をさせて頂きました。

なんだか、年齢も年齢ですから、こっちが心配でした。笑
でも無事に終わってよかった。

昔から何かをやって、私達にちょっとした感動を与えてくれた人。
そういえば、父はこんな人だったなあ・・・
と思い出した過去のブログがありましたので、貼り付けます。


~2011.3.31~ 父の教え


母から電話がありました。

「今日は少しだけいい話があるの。」

一体何でしょうか。

聞くと、父が昔から自己流ながら
技術を磨き続けてきたスキーで
一級を取得したのだそうです。

父は今年1月に69歳。
いよいよ70歳を目前に、
一級をとったと聞いて驚きました。

合格率は30%程度だったようです。

よほど嬉しかったのでしょう。
真っ先に母に電話したのだそうです。

そんな父が少し可愛く感じられ、
話がしたくなり、
電話をかわってもらいました。

「生きてるうちに
何もやってないって言われないようにな、
最後の最後で
何かやり遂げたかったんだよ。」

父はさらっと言いました。

「すごいじゃん。おめでとう。」

私も軽く返しました。
でも、本当は、涙があふれてました。

ここ数週間、本当に色んな事がありました。
東京と高山、
被災はしなかったし、
怪我もありませんでしたが、
実家も震度5が何度かあり、
お互いに心配しあったものでした。
その間、私はどちらかというと、
気持ち的には塞ぎ込んでいた方でした。

そんな中で、もう70になろうという父が

【あきらめない事の素晴らしさ】

を教えてくれたのです。

こんな状況下で
母も強く、妹も動じず、
実家で頑張っている訳が、良く判りました。

父への尊敬の思いを
改めて感じました。

強く生きる人間が美しいとは
良く言ったものです。

私ももう一度、
自分の弱さと闘おう・・・
と思ったのでした。



この時、東日本大震災直後で私はちょっと気分が落ち込んでいました。
そんな時の朗報に感動をしたのを今でも覚えています。
父に感謝。
少しでも長生きしてほしいと思います。